「薬屋のひとりごと」キャスト・声優一覧、役柄との相性を解説

後宮を背景に猫猫と壬氏が並び立つ、薬屋のひとりごとのキービジュアル風イラスト 薬屋のひとりごと
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アニメ「薬屋のひとりごと」の主要キャストは、猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さん、高順役の小西克幸さんら、原作キャラクターの個性を的確に体現する布陣だ。

2026年10月2日(金)から放送が始まる第3期でも、この顔ぶれに新キャストが加わる形でシリーズが続いていく。

本記事では、第3期の最新キャスト情報を含めた主要20人の声優一覧と、それぞれの役柄との相性、さらに直近の舞台挨拶イベントで語られた最新情報まで詳しく解説する。

「薬屋のひとりごと」とは?基本情報と第3期の放送スケジュール

「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏による小説(ヒーロー文庫)を原作とするミステリー・エンタメ作品だ。

舞台は大陸中央の架空の大国・茘(り)の後宮。

薬と毒に目がない下女・猫猫(マオマオ)が、後宮内で起こる不可解な事件の謎を、自らの知識と観察眼で解き明かしていく。

原作小説とコミカライズのシリーズ累計発行部数は、全世界で5,700万部を突破している。

アニメ第1期は2023年10月にスタートし、第2期は2025年1月から6月にかけて放送された。

そして第3期は2026年10月2日(金)から第1クールがスタート、第2クールは2027年4月からの放送が予定されている。

放送は日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠、毎週金曜よる11時から。放送終了後には各種配信プラットフォームでも順次配信される。

第3期では舞台が後宮から市井、さらに隣国へと広がり、国を襲う災害の予兆や、人々を惑わす謎の仙女を巡る新たな試練が描かれる。

さらに映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』が12月11日に公開予定だ。

原作者・日向夏氏による書き下ろしの完全新作ストーリーで、舞台は王都より南に位置する水上都市。ひとりの中級妃の遺体と、その地に隠された秘宝をめぐる新たな難事件が描かれる。

2027年にはコンシューマーゲーム『薬屋のひとりごと~偽りの皇弟~』の発売、2028年には実写ドラマの配信も予定されている。

メディアミックス展開が一気に加速しているタイミングと言えるだろう。

なお本記事のキャスト情報は、アニメ公式サイトや各種イベントで公表された内容をもとにまとめている。最新の情報は都度、公式サイトでの確認をおすすめする。


猫猫(マオマオ)役は誰?悠木碧さんと役柄の相性

猫猫役を演じるのは声優の悠木碧さんだ。

千葉県出身で、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役、『幼女戦記』のターニャ・デグレチャフ役などで知られる。

花街の妓楼「緑青館」で育ち、養父・羅門のもとで薬師の知識を磨いた17歳の猫猫は、毒と薬への執着が異常なほど強い一方、恋愛にはまったく興味を示さない独特のキャラクターだ。

悠木さんは第1話から一貫して猫猫を演じ続けている。

普段は感情の起伏を抑えた淡々とした口調でありながら、毒や薬が絡む場面だけ声のトーンが変わる。

この緩急のつけ方が、猫猫という人物の二面性を的確に表現していると評価されている。

筆者としては、まどか☆マギカで内に秘めた感情を丁寧に演じてきた悠木さんだからこそ、猫猫の「表情には出さないが芯の強い」性格を自然に演じられているのではないかと感じている。


壬氏(ジンシ)役は誰?大塚剛央さんの起用は的確だったのか

壬氏役を演じるのは大塚剛央さんだ。

『【推しの子】』のアクア役、『メダリスト』の明浦路司役などで知られ、近年は主演級の起用が続く実力派である。

壬氏は後宮を管理する美貌の宦官として登場するが、実は現皇帝の弟であり、本名は華瑞月(かずいげつ)という皇族だ。

物語が進むにつれ、宦官としての立場を捨てて皇弟として生きる決意を固めていく。

第3期では、楼蘭から託された「国を襲う災害の予兆」への対応にも頭を悩ませることになる。

大塚さんの壬氏は、後宮内の誰もが見惚れるほどの甘い声色と、猫猫に対してだけ見せる素の表情との落差が魅力になっている。

特に、猫猫の身に危険が及んだと知った際の余裕を失った芝居や、皇弟としての重責に苦しむ場面での抑えた声のトーンは、壬氏の「表の顔」と「裏の顔」を演じ分ける上で説得力を持たせている。

なお、幼少期の壬氏は潘めぐみさんが演じている点も、キャスト表を見る上で押さえておきたいポイントだ。


高順・馬閃・李白など武官キャラの声優陣は?相性をチェック

壬氏のお目付け役である武官・高順(ガオシュン)は、小西克幸さんが演じている。

『鬼滅の刃』の宇髄天元役などで知られるベテラン声優だ。

高順は馬(マー)の一族に連なる人物で、寡黙だが気配り上手な性格。

物語内では壬氏に振り回されつつも、忠義を尽くして支え続ける苦労人として描かれる。

小西さんの落ち着いた低音の芝居は、この「寡黙だが頼れる従者」という役柄に非常によくフィットしている。

その息子である馬閃は橘龍丸さんが担当。

壬氏の補佐兼護衛として、第3期からさらに活躍が期待されるキャラクターだ。

また、猫猫が園遊会で出会う武官・李白(リハク)は赤羽根健治さんが演じている。

李白は鍛え抜かれた肉体を持つ出世株の武官で、緑青館の三姫の一人・白鈴に想いを寄せる純朴な一面もある。

赤羽根さんの実直な声質は、李白の裏表のない真っすぐな性格を素直に体現している。


四夫人(上級妃)を演じる声優陣一覧

後宮の頂点に立つ四夫人(上級妃)は、それぞれ個性豊かな声優陣が演じ分けている点も見どころだ。

  • 玉葉妃(ギョクヨウヒ):種﨑敦美さん。『SPY×FAMILY』アーニャ役、『葬送のフリーレン』フリーレン役などで知られる。皇帝の寵愛をもっとも受ける貴妃で、朗らかで身分にとらわれない人柄を、柔らかく親しみやすい声質で支えている。
  • 梨花妃(リファヒ):石川由依さん。『進撃の巨人』ミカサ役などで知られる。凛とした強さを持つ賢妃の役どころに、芯の通った声がしっくりくる。
  • 里樹妃(リーシュヒ):木野日菜さん。四夫人の中で最年少・最も幼さの残る徳妃を、優しく繊細な芝居で演じている。
  • 阿多妃(アードゥオヒ):甲斐田裕子さん。男勝りで凛々しい元上級妃を、芯のある低めの声で表現している。

四人四色の妃たちを、声質もキャラクターも異なるベテラン声優が演じ分けていることで、後宮内の人間関係の複雑さがより立体的に伝わってくる。

※画像はAIによるイメージ

花街の三姫・羅一族・第3期新キャストは誰が演じる?

猫猫の育った緑青館の高級妓女・三姫も、物語に深く関わってくる重要な存在だ。

白鈴役は小清水亜美さん、梅梅役は潘めぐみさん、女華役は七海ひろきさんがそれぞれ演じている。

猫猫の親族である羅一族も個性的な声優陣が揃う。

  • 養父・羅門役は家中宏さん。元は後宮の医官だったという経歴にふさわしい、落ち着いた芝居を見せている。
  • 実父・羅漢役は桐本拓哉さん。胡散臭い身なりと言動でありながら、猫猫を我が子として案じる複雑な内面を滲ませている。
  • 甥で養子の羅半役は豊永利行さん。数字に異常なこだわりを持つ守銭奴キャラクターをコミカルに演じている。
  • 羅漢の副官・陸孫役は内山昂輝さん。物腰の柔らかい青年像を丁寧に表現している。

第3期からは新キャストも加わる。

子の一族の生き残りで猫猫が預かることになる趙迂(ちょうう)役は藤原夏海さん、謎の仙女・白娘々(パイニャンニャン)役は上田麗奈さんが新たに参加する。

白娘々は透き通るような白い肌、白い髪、赤い瞳を持ち、巷を騒がせている謎の少女だ。

上田さんは、正体も目的もベールに包まれたキャラクターとの向き合い方について、初アフレコでは緊張しつつも、猫猫たちの掛け合いに一視聴者として聴き入ってしまったと明かしている。

さらに公式発表によれば、小蘭役に久野美咲さん、沐清役に伊瀬茉莉也さんも新たに名を連ねている。

小蘭は後宮に仕える下級女官で、猫猫の同僚であり気の置けない友人でもある人物だ。

一方の沐清は、12月公開の劇場版『薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』に登場するオリジナルキャラクターで、キャラクター原案のしのとうこ氏がデザインを手がけている。

後宮の日常パートの賑やかさが、TVシリーズと劇場版の双方で一段と増しそうだ。


第3期スタッフ陣にも注目――監督・脚本・音楽

キャスト以外のスタッフ陣も、作品のクオリティを支える重要な存在だ。

第3期の監督は筆坂明規さん、副監督は中川航さんが務める。

シリーズ構成は長沼範裕さん、脚本は柿原優子さん・千葉美鈴さん・小川ひとみさんの3名体制だ。

キャラクターデザインは中谷友紀子さん、原作のキャラクター原案はしのとうこさんが担当。

美術監督は髙尾克己さん、色彩設計は相田美里さんと岡崎菜々子さん、CGIディレクターは永井有さん、撮影監督は鈴木麻予さん、編集は今井大介さん、音響監督ははたしょう二さんが手がけている。

音楽は神前暁さん、Kevin Penkinさん、桶狭間ありささんの3名が担当し、アニメーション制作はOLM。

オープニングテーマはヨルシカの「雲を抜け風下へ私だけ」に決定した。

作曲を手がけるn-bunaさんは、旅をテーマにした今作の内容を聞いたことで、以前から頭の中にあった広大な草原のイメージと「旅」という言葉が結びついたと、楽曲誕生の経緯を語っている。

これだけの布陣が3期にわたって作品を支え続けていることは、シリーズとしての一貫性を保つうえで大きな意味を持つ。


舞台挨拶付き先行上映会・スペシャルイベントで見えた最新の熱気

放送開始を前に、キャストが直接ファンの前で語る機会も相次いでいる。

2026年9月27日(日)にはTOHOシネマズ六本木で舞台挨拶付き先行上映会が開催され、第1話・第2話がいち早く上映された。

上映後の舞台挨拶には猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さん、馬閃役の橘龍丸さん、趙迂役の藤原夏海さんが登壇し、全国10会場でのライブビューイングも実施された。

これは、新キャストの藤原さんが早い段階から既存キャスト陣と並んでイベントに登壇していることを示しており、第3期での趙迂というキャラクターの重要度がうかがえるポイントだ。

また8月末から9月頭にかけては、生アフレコを交えたスペシャルイベント「夏の園遊会2026」も開催された。

イベントの終盤、悠木さんは「さらに『薬屋のひとりごと』が好きになりました」と笑顔で語り、作品への思いを改めて伝えている。

馬閃役の橘さんはこれまでの物語で見せてきたキャラクターの多面性に触れつつ、第3期・劇場版でも新たな一面が見られると期待を寄せ、玉葉妃役の種﨑さんはイベントならではの一回性のある空気を強く感じたと振り返った。

こうした公式イベントでのキャスト自身の発言は、キャラクター解釈のヒントになるだけでなく、シリーズがファンとの距離を縮めながら第3期を迎えようとしている雰囲気をよく伝えている。


考察:キャスティングが原作人気を支えている理由

ここからは、これまでの声優キャスティングの傾向を踏まえた筆者なりの考察を述べたい。

「薬屋のひとりごと」のキャスティングを振り返ると、主要キャラクターの多くに、過去の人気作品でヒロイン級・主役級を演じてきたベテラン・中堅声優が起用されている。

個人的には、こうしたキャスティングが功を奏しているのは、本作が「派手なアクション」よりも「会話劇・心理戦」で物語を動かすタイプの作品だからだと考えている。

たとえば猫猫が壬氏の正体を知った後の会話シーンでは、驚きや戸惑いを大声で表現するのではなく、間や息づかいの微妙な変化だけで心情を伝える演技が続く。

このタイプの「静かな緊張感」を成立させるには、悠木さんや大塚さんのような、抑えた芝居の中に感情の層を作れる声優でなければ説得力を出しにくい。

同じく後宮を舞台にした群像劇である『十二国記』や、密室会話劇の要素が強い『氷菓』などと比較すると、これらの作品も派手な演出よりも声の間・トーンの変化で心理を語る場面が多い点で共通している。

「薬屋のひとりごと」がこのジャンルの中でも特に評価されているのは、猫猫という一人称的な観察者の視点を、悠木さんが淡々とした語りのトーンだけで一貫して保っている点にあると筆者は考える。

先行上映会やスペシャルイベントでキャスト自身が「作品への愛着が増した」と語っている姿を見ると、単なる仕事としての出演を超えて、長期シリーズを一緒に育てているという意識がキャスト間で共有されているようにも感じられる。

こうした現場の熱量が、収録された芝居の説得力にも表れているのではないかと筆者は見ている。

また、幼少期の壬氏を潘めぐみさんが演じるなど、同一キャラクターを年齢によって演じ分ける演出が随所に見られる点も本作の特徴だ。

こうした細やかなキャスティングの積み重ねが、長期シリーズとしての説得力を支えていると筆者は考える。

第3期では趙迂役の藤原夏海さんや、白娘々役の上田麗奈さんといった新規キャストが加わる。

既存キャラクターとの声の相性・掛け合いがどう物語に彩りを加えるのか、放送開始後の注目ポイントになりそうだ。

加えて、実写ドラマ化の発表に際しては猫猫役に芦田愛菜さんの起用が明らかになっており、ファンの間では「アニメ版の悠木さんの猫猫像とどう重なるか」という比較の声も出ている。

筆者としては、アニメ版のキャスティングがすでに視聴者の中に強い「猫猫像」を作り上げているからこそ、実写版の演技がどう評価されるかは、今後の実写化・映像化全体の試金石になり得ると見ている。

映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』の公開や、2027年のゲーム化も控えており、声優陣の活躍の場はますます広がっていくと予想される。


まとめ

「薬屋のひとりごと」のキャスト・声優陣は、猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さんを筆頭に、高順役の小西克幸さん、玉葉妃役の種﨑敦美さんなど、実力派揃いの布陣となっている。

2026年10月2日から始まる第3期でも、趙迂役の藤原夏海さん、白娘々役の上田麗奈さんら新キャストが加わり、既存キャラクターとの掛け合いがさらに深みを増すことが期待される。

9月27日の舞台挨拶付き先行上映会や、生アフレコを交えたスペシャルイベントなど、放送前からキャスト自身が作品への思いを積極的に発信している点も、第3期への期待値を高める材料になっている。

監督・筆坂明規さんらスタッフ陣の続投もあり、シリーズとしての一貫した世界観がどう描かれていくのか、放送開始後の展開に注目したい。


よくある質問

猫猫役の声優は誰ですか?

猫猫(マオマオ)役は悠木碧さんが演じています。『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役などで知られる声優で、アニメ第1期から一貫して出演しています。

壬氏役の声優は誰ですか?

壬氏(ジンシ)役は大塚剛央さんが演じています。『【推しの子】』のアクア役などで知られ、幼少期の壬氏は潘めぐみさんが担当しています。

「薬屋のひとりごと」第3期はいつから放送されますか?

第3期は2026年10月2日(金)から第1クールの放送が始まり、第2クールは2027年4月からの予定です。放送は日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠、毎週金曜よる11時からです。

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