結論から言うと、「薬屋のひとりごと」は薬師の少女・猫猫(マオマオ)と宦官・壬氏(ジンシ)を軸に、後宮の妃たちや花街の面々が絡み合う群像劇だ。
この記事では、主要キャラクターの人物像と声優、そして誰が誰とどう関わっているのかという相関関係を、2026年10月放送予定の3期最新情報も交えて整理していく。
原作は日向夏によるライトノベルで、シリーズ累計発行部数は全世界で5,700万部を突破している人気作だ。
後宮を舞台にしたミステリーの登場人物を、立場や陣営ごとに、声優一覧つきで解説していく。
アニメ「薬屋のひとりごと」とは?どんな物語なのか
架空の中華風帝国・茘(リー)の後宮を舞台に、薬師の少女・猫猫(マオマオ)が事件の謎を薬学の知識で解き明かしていく物語だ。
花街育ちの猫猫は、薬草採取中に人攫いにあって後宮の下女として売られてしまう。
そこで皇子の連続不審死の噂を耳にし、興味本位で真相を探るうちに、美形の宦官・壬氏(ジンシ)に才覚を見抜かれ、玉葉妃(ギョクヨウヒ)の毒見役に抜擢される。
以降、猫猫は毒見役や侍女としての務めをこなしながら、壬氏から持ち込まれるさまざまな事件を解決していくことになる。
アニメは1期が2023年10月から放送され、2期は2025年1月から6月まで放送された。
3期は2026年10月2日(金)から分割2クール構成で放送予定となっており、さらに映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』が同年12月11日に公開される予定だ。
このほか、2027年にコンシューマーゲーム化されることが発表されているほか、2028年には実写ドラマ化の企画も報じられている。
実写版については、Amazon Prime Videoでの配信、監督にYuki Saito氏、脚本に吉田恵里香氏を起用といった情報が伝えられているが、これは数年先の企画であり、キャスティングを含め今後変更される可能性も十分にある。
こうした数年先の情報については、本記事の時点で得られている報道ベースの内容として紹介するにとどめ、最終的な確定情報は公式発表や制作会社のプレスリリースで確認してほしい。
作品はここまで、キャラクター一人ひとりの背景が丁寧に描かれてきたことが人気の要因のひとつと言えるだろう。
猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)の声優は?2人の関係を整理
物語の中心にいるのは、薬師の猫猫と後宮を管理する宦官・壬氏の2人だ。
猫猫は毒と薬に異常なまでの執着を持つ花街育ちの薬師で、声優は悠木碧が演じている。
悠木碧は「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役や「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ役などで知られる声優だ。
猫猫は玉葉妃の娘を毒から救ったことで壬氏にその才を見抜かれ、毒見役として抜擢される。
一度は事件の関係者として後宮を解雇されるが、壬氏付きの侍女として再び宮中に戻り、玉葉妃の妊娠判明後は翡翠宮で毒見役として仕えている。
好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感から、たびたび事件に巻き込まれていく点が猫猫というキャラクターの魅力だろう。
物語上、猫猫は「知識で事件を解く探偵役」であると同時に、身分の低い立場から後宮の権力構造を映し出す視点人物でもあり、この二重の役割が作品全体の推進力になっていると筆者は捉えている。
一方の壬氏は、後宮内に強い影響力を持つ宦官として登場するが、その立場や出生は長らく謎に包まれていた。
声優は「【推しの子】」のアクア役や「メダリスト」の明浦路司役で知られる大塚剛央が演じており、幼少期は潘めぐみが担当している。
壬氏の本来の身分は皇帝の弟であり、本名は華瑞月(カズイゲツ)。
子(シ)の一族に誘拐された猫猫を助けに行ったことをきっかけに、宦官としての立場を捨てて皇弟として生きる決意をする。
当初は猫猫のことを都合のいい駒として利用していたが、物語が進むにつれて特別な感情を抱くようになっていく変化も見どころのひとつだ。
この「利用する側」から「特別な感情を抱く側」への変化こそが、壬氏というキャラクターを単なる権力者で終わらせていない要因だと筆者は考える。
物語構造としても、壬氏は猫猫を外の世界とつなぐ役割を担っており、彼を通じて猫猫が後宮の政治に巻き込まれていく設計になっている点は見逃せない。
小蘭・李白の声優は誰?花街や後宮で猫猫を支える人物たち
猫猫の周囲には、彼女を支え、時に振り回すキャラクターたちが数多く登場する。
まず、後宮で猫猫と同じく下女として働く小蘭(シャオラン)は、学こそないが明るく前向きな性格で、噂話にとても詳しい。
声優は「リコリス・リコイル」のクルミ役などで知られる久野美咲が担当している。
小蘭は2期の最後で年季が明け、後宮を去っていたことが判明している。
物語上、小蘭は猫猫にとって数少ない対等な友人であり、彼女を通して読者は下女という立場の日常や後宮の生活実感を知ることができる、いわば「読者の目線」に近い存在だと筆者は感じている。
若い武官の李白(リハク)は、鍛え上げられた肉体と真っすぐな性格の持ち主で、猫猫からは「出世頭」と評価されている。
声優は「宇崎ちゃんは遊びたい!」の桜井真一役などで知られる赤羽根健治だ。
李白は緑青館の三姫の一人・白鈴に惚れ込んでおり、いつか自分の力で身請けしたいという目標を持っているキャラクターでもある。
猫猫にとって李白は頼れる武力の後ろ盾であると同時に、恋愛にはまっすぐながらもどこか不器用な一面を持ち、シリアスな事件パートに軽さと人間味を添える役割を果たしていると言えるだろう。
後宮の医官を務める「やぶ医者」こと虞淵(グエン)は、医者としての知識や器量不足から猫猫に陰でそう呼ばれている人物だ。
声優はかぬか光明が演じている。
頼りない一面がありつつも猫猫を医官付きとして受け入れている懐の深さがあり、猫猫が薬学の知識を発揮する「場」を作っているキャラクターでもある。
小蘭や李白のような、身分は高くないが物語に人情味を添える脇役が丁寧に描かれている点も、本作が単なる謎解きものに終わっていない理由のひとつだと筆者は感じている。

羅漢・羅半・陸孫の声優と猫猫との関係とは?
猫猫の実父である羅漢(ラカン)は軍部の高官で、胡散臭い身なりや変わった言動から「変人軍師」と呼ばれている人物だ。
声優は「サマーウォーズ」の陣内理一役などで知られる桐本拓哉が担当している。
羅漢は猫猫を手元に置こうと画策するが、猫猫本人からはめちゃくちゃ避けられているという少しコミカルな親子関係が描かれる。
コミカルに描かれがちな羅漢と猫猫の親子関係だが、その裏には猫猫の出生の秘密という重いテーマが伏せられており、この対比が本作の奥行きを作っていると筆者は見ている。
羅漢の副官を務める陸孫(リクソン)は、声優を「呪術廻戦」の狗巻棘役などで知られる内山昂輝が演じている。
陸孫は羅漢の懐刀として振る舞いながらも、物語の裏側で独自の思惑を持って動いていることが示唆されており、猫猫の出生をめぐる政治的な駆け引きに関わってくる人物だ。
また、羅漢の甥で養子にあたる羅半(ラハン)は、血縁上は猫猫の従兄弟にあたる人物だ。
数字に異常なこだわりを持ち、猫猫からは「やり手婆に次ぐ守銭奴」と評される変わり者で、声優は「ユーリ!!! on ICE」の勝生勇利役で知られる豊永利行が担当している。
羅半は算術という特技を武器に軍部や商売の場に食い込んでいくキャラクターで、猫猫の親族の中でも比較的話が通じる存在として、シリアスな展開の中でコミカルな緩衝材の役目も担っている。
これらの人物は3期のメインキャラクターとしても引き続き登場する予定であり、猫猫の出生をめぐる因縁と絡めて物語をさらに動かしていく存在だ。
玉葉妃・梨花妃・里樹妃ら皇帝一家の相関関係を整理【表つき】
後宮の頂点に立つ皇帝は、一人称を「朕」とし、声優は「甲鉄城のカバネリ」の阿幸地役などで知られる遠藤大智が演じている。
皇帝の母である皇太后・安氏(アンシ)は若くして皇帝を生んだ人物で、声優は「地獄少女」の閻魔あい役などで知られる能登麻美子が担当している。
上級妃と皇帝一族の関係を、名前・声優・立場で簡単に整理すると次の通りだ。
| 名前 | 声優 | 立場・特徴 |
|---|---|---|
| 皇帝 | 遠藤大智 | 一人称は「朕」、後宮の頂点 |
| 皇太后・安氏 | 能登麻美子 | 皇帝の母、若くして皇帝を出産 |
| 玉葉妃 | 種﨑敦美 | 四夫人「貴妃」、猫猫が仕える主 |
| 梨花妃 | 石川由依 | 四夫人「賢妃」、東宮の生母 |
| 里樹妃 | 未発表 | 若くして入内した妃、心身の不調に悩む人物 |
上級妃3人の立場を簡単にまとめると、次のようになる。
- 玉葉妃:四夫人「貴妃」。現皇帝からもっとも寵愛を受けていると周囲から言われる存在で、第1子・鈴麗公主、第2子・東宮を出産し、後に皇后となる。
- 梨花妃:四夫人「賢妃」。東宮を出産した後、後宮内で噂される「呪い」により病に倒れるが、猫猫の助力によって回復する。
- 里樹妃:年若くして後宮に入った妃で、周囲からのプレッシャーや心身の不調に苦しむ姿が描かれる。
玉葉妃に仕える侍女頭の紅娘(ホンニャン)は、声優を「転生したらスライムだった件」の大賢者役などで知られる豊口めぐみが演じており、玉葉妃と猫猫のやり取りを支える厳しくも頼れる存在として描かれる。
猫猫が薬師としての知識で里樹妃の心身の状態と向き合っていく過程も、本作が単なる恋愛劇にとどまらない理由のひとつになっている。
壬氏付きの侍女・水蓮(スイレン)は非常に厳しい人物として描かれ、声優は土井美加(若い頃は甲斐田裕子)が担当している。
こうして見ると、上級妃たちはそれぞれ立場も抱える事情も異なり、後宮という閉じた世界の中に複数の物語が同時進行している構造になっていることが分かる。
3期から新たに登場するキャラクターにも注目
3期の最新キャラクタービジュアルは2026年8月15日に公開され、新たな顔ぶれも明らかになっている。
謎の仙女として登場する白娘々(パイニャンニャン)は、透き通るような白い肌と白い髪、赤い瞳を持つ人物として描かれ、声優は「鬼滅の刃」の栗花落カナヲ役などで知られる上田麗奈が演じる予定だ。
緑青館の高級妓女である三姫(白鈴・梅梅・女華)も、3期であらためて注目されるキャラクターたちだ。
白鈴は李白が想いを寄せる存在として知られ、梅梅と女華もそれぞれ花街の妓女として猫猫と関わりを持ってきた人物である。
子の一族の生き残りで、事件の中で猫猫が預かることになった少年・趙迂(チョウウ)も、3期で動きのあるキャラクターとして名前が挙がっている。
高順の息子で、壬氏の補佐兼護衛を務める馬閃(マセン)は、生真面目で不器用な性格の武官として登場し、壬氏を陰から支える存在だ。
これまで花街や外廷が中心だった舞台に、新たな人物が加わることで、物語の広がりがさらに増していくことが予想される。
考察:キャラクター相関の丁寧な積み上げが人気の理由
ここからは、これまで多くのキャラクター作品を見てきた立場から、筆者なりの見方を書いておきたい。
「薬屋のひとりごと」が支持を集めている理由のひとつは、猫猫と壬氏という中心人物だけでなく、小蘭や李白、羅漢といった周辺人物にも丁寧な背景が用意されている点にあると筆者は考える。
多くの中華風ファンタジー作品では、脇役が「役割」だけで消費されがちだが、本作は羅漢と猫猫の親子関係、壬氏の出生の秘密など、一人ひとりに掘り下げられたドラマが用意されている。
これは原作小説が「小説家になろう」での連載を経て書籍化されるまでの間に、細部の設定が積み重ねられてきたことも一因ではないか、というのが筆者の見立てだ。
また、玉葉妃・梨花妃・里樹妃という上級妃それぞれの立場や境遇が対比的に描かれていることも、後宮という閉じた世界を単なる恋愛模様ではなく、政治や家族の物語として読ませる工夫になっていると感じる。
特に里樹妃のように、権力の中心にいながらも精神的に追い詰められていく妃の姿を丁寧に描いている点は、後宮ものにありがちな「勝ち負け」の構図だけでは語れない厚みを本作に与えていると筆者は考えている。
3期からは白娘々をはじめとした新キャラクターが加わることで、これまで積み上げてきた人間関係にどう変化が起きるのかが注目のポイントになりそうだ。
個人的には、壬氏の本名「華瑞月」にまつわる出生の秘密が、皇帝一族との関係を通じて今後どこまで掘り下げられるかに注目している。
これまでの人間関係の積み重ねを踏まえると、3期以降は羅漢や陸孫といった軍部側の人物と、皇帝一族側の思惑が交差する展開が増えていくのではないかと筆者としては予想している。
なお、2028年の実写ドラマ化企画のように数年先のメディア展開情報は、発表段階で内容が変わることも珍しくないため、あくまで現時点の報道ベースの情報として捉え、続報を公式発表で確認する姿勢が読者にとっても安心だろうと筆者は考えている。

まとめ:薬屋のひとりごとのキャラクター相関を押さえて視聴を楽しもう
「薬屋のひとりごと」は、猫猫と壬氏を中心に、小蘭・李白・羅漢・玉葉妃・梨花妃・里樹妃・皇帝一族など、多彩なキャラクターが絡み合う後宮ミステリーだ。
原作はシリーズ累計5,700万部を突破しており、アニメは2023年10月の1期放送以降、2025年の2期、そして2026年10月からの3期へと物語が続いている。
3期からは白娘々や馬閃、趙迂といった新キャラクターも登場するため、これまでの相関関係を押さえておくと、新展開もより楽しみやすくなるはずだ。
よくある質問
猫猫(マオマオ)の声優は誰?
猫猫の声優は悠木碧で、「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役や「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ役などで知られる声優が演じている。
壬氏(ジンシ)の本名は何?
壬氏の本名は華瑞月(カズイゲツ)で、正体は現皇帝の弟にあたる人物とされている。当初は宦官として後宮に仕えていたが、猫猫を助けたことをきっかけに皇弟として生きる決意をする。
アニメ3期はいつから放送される?
3期は2026年10月2日(金)から分割2クール構成で放送予定で、同年12月11日には映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』も公開される予定だ。今後のメディア展開については、変更の可能性もあるため公式発表を随時確認してほしい。



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