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「LV999の村人」の出版社は、小説・漫画ともにKADOKAWAです。
ただし小説は「エンターブレイン」ブランド、漫画は「角川コミックス・エース」レーベルと、刊行元のブランドが異なります。
この記事を読むとわかること
- 「LV999の村人」の小説・漫画それぞれの出版社とレーベル名
- 掲載サイト・掲載誌の詳細(小説家になろう/月刊コンプエース)
- 既刊21巻・累計380万部突破に至るまでの巻数・刊行ペース
- アニメ版の放送局・制作スタジオ・配信情報
「LV999の村人」の出版社はどこ?小説・漫画の違いを整理
結論から言うと、小説・漫画ともに出版社はKADOKAWAです。
ただし同じKADOKAWAでも、小説と漫画ではブランド・レーベルが異なります。
整理すると、次のようになります。
| メディア | 出版社 | ブランド・レーベル | 掲載媒体 |
|—|—|—|—|
| 小説 | KADOKAWA | エンターブレイン | 小説家になろう(Web版) |
| 漫画 | KADOKAWA | 角川コミックス・エース | 月刊コンプエース |
もともとエンターブレインは独立した出版社でしたが、現在はKADOKAWAのブランドのひとつとして機能しており、ライトノベルや実用書などを幅広く扱っています。
一方、角川コミックス・エースはKADOKAWAのコミックレーベルで、月刊コンプエースをはじめとする角川系コミック誌の単行本を数多く送り出してきました。
この構造は「原作は小説レーベル、コミカライズは漫画レーベル」という、KADOKAWA作品ではよく見られるパターンといえます。
小説版はどこで読める?連載開始から全8巻完結までの流れ
小説「LV999の村人」は、著者・星月子猫、イラスト・ふーみによる作品です。
もともとは投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートしました。
連載期間は2015年7月14日から2018年12月1日までと、3年以上にわたって書き続けられた作品です。
Web版の人気を受けて書籍化が決定し、KADOKAWAのエンターブレインブランドから刊行されました。
書籍としての刊行期間は2016年4月30日から2019年1月25日までで、全8巻で完結しています。
各巻の初版発行日を見ると、おおむね数か月おきに新刊が出ており、コンスタントに刊行が続けられていたことがわかります。
出版社側の発表によると、2025年10月時点でシリーズ累計部数は380万部を突破したとされています。
この数字はあくまで発表時点でのものであり、今後さらに更新される可能性がある点には留意が必要です。
とはいえ「小説家になろう」発の作品としては、かなり大きな成功を収めた部類に入ると考えられます。
なお2026年5月29日には、本編8巻完結後のスピンオフ小説「LV999の村人0〜LV999への道〜」も発売されました。
主人公・鏡浩二がいかにしてLV999へたどり着いたのか、その過去が描かれる内容となっています。
本編完結からスピンオフ刊行までは6年以上の間が空いていますが、この間にコミカライズが着実に巻数を重ね続けたことで、シリーズ全体への注目が途切れずに保たれてきたことが、スピンオフ刊行という展開につながった一因ではないかと筆者は見ています。
漫画版は既刊何巻?角川コミックス・エースでの連載状況
漫画版「LV999の村人」は、原作・星月子猫、キャラクター原案・ふーみ、作画・岩元健一という体制で制作されています。
掲載誌はKADOKAWAが発行する月刊コンプエースです。
連載開始は2017年7月号からで、発売時期としては同年5月下旬とされています(正確な発売日は媒体により表記が揺れるため、最新の公式情報での確認をおすすめします)。
単行本はKADOKAWAより、角川コミックス・エースというレーベルで刊行されています。
出版社発表の刊行情報によると、2026年7月23日発売の第21巻時点で既刊21巻というかなりのロングラン作品に成長しました。

各巻の発売時期を追うと、2017年内に第1巻が刊行されて以降、おおむね半年に1冊前後のペースで新刊が出続けています(各巻の正確な発売日は変動する場合があるため、詳細はKADOKAWA公式サイトの刊行情報を参照するのが確実です)。
コミカライズは評価の面でも高く評価されており、主催者発表によれば「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」では本作のコミカライズが大賞を受賞しました。
さらに「ピッコマAWARD 2020」では、TERRA賞を受賞するなど、電子コミックプラットフォームでの評価も高い作品です。
これらの受賞歴は、原作小説の物語の強さに加え、岩元健一による作画のわかりやすさ・迫力が読者に支持されたことの表れと考えられます。
アニメ版の製作体制と放送情報
原作小説・漫画の出版社とは別に、アニメ版のスタッフ体制も見ておきましょう。
テレビアニメ化は2025年8月に発表され、2026年7月2日からテレビ東京ほかで放送が始まっています。
監督は葛西良信、シリーズ構成は藤田伸三、キャラクターデザインは松本健太郎が担当しています。
音楽は中村博、アニメーション制作はブレインズ・ベースが手がけており、製作は「LV999の村人」製作委員会という体制です。
放送局はテレビ東京(関東広域圏)に加え、BSフジの「アニメギルド」枠でも放送されています。
配信面では、ABEMAとDMM TVにて、テレビ放送より1週間先行した見放題独占配信が行われている点も特徴です。
主人公・鏡浩二役は猪股慧士、ヒロインのアリス・バルネシオ役は東山奈央が演じています。
このように、原作の出版社(KADOKAWA)とアニメの製作委員会は別の枠組みであり、「出版社」という観点で見る場合は、あくまで小説・漫画それぞれの刊行元を指すことになります。
原作小説の完結(2019年)から実に7年近くを経てのアニメ化ですが、この間に漫画版だけで20巻以上のストックが積み上がっていたことが、放送開始時点での原作消化に余裕を生んでいる背景といえるでしょう。
なぜ出版社・レーベルの違いが気になるのか
読者の中には「同じKADOKAWAなのに、なぜ小説と漫画でレーベルが違うのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。
これはKADOKAWAという出版グループの構造に理由があります。
KADOKAWAは複数のレーベル・ブランドを傘下に持つ出版社で、ジャンルやメディアの種類によって発行元となるレーベルを使い分けているのが実情です。
小説(ライトノベル・Web小説書籍化作品)はエンターブレインなどの文芸系ブランドから、漫画は角川コミックス・エースなど専門のコミックレーベルから刊行される、という棲み分けが一般的です。
筆者としては、こうしたレーベル構造を把握しておくと、同じKADOKAWA作品でも「どのレーベルの読者層に向けた展開か」が見えてきて、作品理解が深まるように感じています。
例えば角川コミックス・エースは月刊コンプエース発の作品を多く抱えており、ファンタジー・異世界系のバトル漫画に強いレーベルという印象があります。
実際、電撃文庫を原作とする人気作「Re:ゼロから始める異世界生活」の漫画版(第一章「王都の一日編」など)も、月刊コンプエースで連載され角川コミックス・エースから単行本が刊行されており、原作レーベルと漫画レーベルが分かれるKADOKAWA作品の代表例のひとつといえます。
「LV999の村人」がこのレーベルから継続的に巻数を重ねていることも、レーベルの得意ジャンルと作品の相性の良さを示していると考えられます。
考察:ロングラン作品としての強さの理由
ここからは筆者の考察になりますが、「LV999の村人」がここまで長く支持されてきた背景には、いくつかの要因があると考えます。
まず一つは、小説家になろう発の作品らしい「わかりやすい成長物語」の骨格です。
最弱とされる「村人」という役割の主人公が、20年間モンスターを倒し続けてLV999に到達するという設定は、努力と積み重ねのカタルシスをストレートに描いています。
こうした構造は、Web小説からの書籍化・コミカライズ・アニメ化という王道のメディアミックスと非常に相性が良かったのではないでしょうか。
同じく「なろう」発でロングラン化した作品としては、10年以上にわたって刊行・連載が続く「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」などが知られていますが、こうした作品群に共通するのは、原作完結後もコミカライズが息長く続き、読者との接点を保ち続けている点だと筆者は見ています。
「LV999の村人」も、小説自体は2019年に完結している一方で、漫画版が2026年時点でなお新刊を出し続けているという意味で、同じ構造を持つ作品のひとつといえるでしょう。
二つ目は、コミカライズの評価の高さと刊行ペースの安定感です。
同じ角川コミックス・エースの人気作の中には、巻数を重ねる過程で刊行間隔が不安定になり、読者の熱量が落ちてしまうケースも少なくありません。
その点「LV999の村人」は、2017年の第1巻刊行から2026年7月の第21巻まで、おおむね半年に1冊というペースを大きく崩さずに続けてきた点が特徴的です。
このペースの安定性は、電子コミック大賞やピッコマAWARDでの受賞という評価とあわせて見ると、単に人気があっただけでなく「継続して読み続けられる作品」として編集体制がしっかり機能していたことの表れではないかと筆者は考えています。
三つ目は、2026年のアニメ化というタイミングです。
原作小説が2019年に完結してから約7年、その間も漫画版が着実に巻数を重ね続けてきたことで、アニメ化のタイミングでも「すでに読者基盤が育っている」状態だったことが、放送開始後の注目度にもつながっていると筆者としては見ています。
同じく「なろう」発でロングラン化した作品の中には、アニメ化のタイミングが原作完結から早すぎたことで原作ストックが尽きてしまう例も見られます。
一方「LV999の村人」の場合は、漫画版のストックが既刊21巻分と十分にある状態でのアニメ化であるため、今後の展開にも比較的余裕があると見ることができそうです。
今後については、漫画版が既刊21巻に達している一方で、アニメは原作のどのあたりまでを描くのか、今後の展開次第では続編制作の可能性も含めて注目していきたいところです。
いずれにせよ、出版社・レーベルという「土台」の部分がしっかりしていることは、長期連載を支える重要な要素のひとつだったと言えるでしょう。
よくある質問
「LV999の村人」の小説と漫画は同じ出版社ですか?
はい、どちらもKADOKAWAが出版元です。ただし小説はエンターブレインブランド、漫画は角川コミックス・エースというレーベルから刊行されており、ブランドは異なります。
漫画版「LV999の村人」は今何巻まで出ていますか?
出版社発表によると、2026年7月23日発売の第21巻が最新刊です(2026年7月23日時点)。今後も新刊情報は変動する可能性があるため、最新情報はKADOKAWA公式サイトなどで確認することをおすすめします。
小説版はどこで読めますか?
書籍版は全8巻で完結しており、KADOKAWAより刊行されています。もともとの連載は投稿サイト「小説家になろう」で行われていました。
この記事のまとめ
「LV999の村人」の出版社は小説・漫画ともにKADOKAWAですが、小説はエンターブレインブランド、漫画は角川コミックス・エースというレーベルからそれぞれ刊行されている点がポイントです。
掲載サイトは小説家になろう、掲載誌は月刊コンプエースで、漫画は2026年7月時点で既刊21巻、シリーズ累計は出版社発表で380万部を突破しています。
2026年7月からはテレビ東京ほかでアニメも放送中で、原作小説・漫画それぞれの出版社の枠を超えたメディアミックス展開が進んでいます。
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