『逃げ上手の若君』2期は原作4巻第32話付近から始まり、中心予想は7巻末から8巻前後です。
第二期の全話数と最終到達話は、2026年7月12日時点では公表されていません。第一期と同じ進行速度なら7巻末から8巻冒頭、やや速い構成なら8巻後半まで進む可能性があります。
結論を先に整理すると、次のとおりです。
- 開始地点の有力予想:原作4巻第32話「刺身」
- 第一期と同じ速度の場合:7巻末から8巻冒頭
- やや速い構成の場合:8巻中盤から後半
- 8巻最終話まで描く場合:第一期より速い進行が必要
- 第二期の話数と終了地点:公式発表なし
- 放送開始日:2026年7月17日
- 放送枠:全国フジテレビ系「ノイタミナ」
第二期は2026年7月17日から、全国フジテレビ系「ノイタミナ」で毎週金曜日23時30分に放送されます。Prime Videoでは同日24時から見放題最速配信、そのほかの配信サービスでは7月21日12時から順次配信予定です。
この記事では、公式に発表されている事実と、原作構成から導く予想を分けて解説します。
なお、原作4巻以降の展開に触れるため、軽度のネタバレを含みます。
『逃げ上手の若君』2期は原作何巻から何巻まで?
『逃げ上手の若君』第二期は、原作4巻第32話付近から始まり、7巻末から8巻前後まで進むと予想します。
より正確に言えば、中心となる予想地点は第61話から第65話付近です。巻数では、7巻の最後から8巻の前半に当たります。
第二期がテンポの速い構成になった場合は、8巻後半まで進む可能性もあります。
一方、8巻の最終話である第70話まで描くには、第32話から数えて39話分を映像化しなければなりません。第一期より速いペースが必要になるため、現段階では「8巻を最後まで描く」と断定できません。
確定情報と予想の違い
区分 内容 情報の扱い
第二期の放送開始日 2026年7月17日 公式発表済み
放送枠 全国フジテレビ系「ノイタミナ」 公式発表済み
第一期間の続き 原作4巻第32話付近 第一期間の到達点から判断した有力予想
第二期の全話数 未発表 断定できない
第二期の終了巻 未発表 断定できない
第一期間と同じ速度の場合 7巻末から8巻冒頭 原作消化数による予想
やや速い構成の場合 8巻中盤から後半 原作消化数と物語構成による予想
原作4巻には第26話から第34話までが収録されており、第32話の題名は「刺身」です。
第一期の続きから漫画を読みたい場合は、第32話から読み始めるのが最短です。
ただし、アニメでは原作の場面が整理されたり、会話の順番が変わったりすることがあります。人物関係や保科党をめぐる経緯まで確認したい方は、4巻の冒頭から読み直したほうが理解しやすいでしょう。
なぜ原作4巻第32話付近から始まると予想できる?
第二期が4巻第32話付近から始まると予想されるのは、第一期が原作4巻第31話付近までの内容を描いたためです。
第一期は2024年7月から9月まで全12話が放送されました。
物語は、鎌倉幕府の滅亡によって故郷と家族を失った北条時行が、諏訪頼重に導かれ、再起を目指すところから始まります。
時行の周囲には、雫、弧次郎、亜也子、風間玄蕃、吹雪らが集まりました。
後に逃若党となる仲間たちとともに、時行は足利尊氏へ対抗するための力を身につけていきます。
第一期終盤で描かれたのは、信濃国司の支配に反発した保科弥三郎たちを救おうとする戦いです。
保科党は、勝ち目が薄いと承知しながら、武士として討ち死にする道を選ぼうとします。
それに対して時行は、戦って死ぬことではなく、逃げて命を残すことを提案しました。
第一期はこの戦いの途中で区切られているため、第二期は保科党をめぐる展開の続きから始まる可能性が高いと考えられます。
ただし、第二期第1話が第32話の冒頭からそのまま始まると公式発表されたわけではありません。
第1話には、第一期の振り返りや状況説明が加えられる可能性があります。また、物語をつなぎやすくするため、第31話の一部が再構成されることも考えられます。
そのため、本記事では「第32話から確定」とはせず、第32話付近から始まる有力予想と表現します。
漫画の続きは4巻の途中から読める
アニメ第一期の続きだけを読みたい方は、原作4巻第32話から進めればよいでしょう。
ただし、コミックス4巻には第26話から第34話までが収録されています。
4巻前半には、保科党がなぜ反乱へ向かったのか、国司軍がどのような脅威なのか、時行がなぜ彼らを救おうとしたのかが描かれています。
第二期の導入を深く理解したい場合は、4巻を最初から読む価値があります。
歴史作品では、戦いの結果だけでなく、誰がどの陣営に属し、何を守るために動いたのかを知ることが大切です。
少し遠回りに見えても、4巻前半から人物の事情を確認すると、第二期序盤の撤退戦がより切実なものとして伝わってきます。
第二期は7巻末から8巻前後までと予想する理由
第二期の終了地点を予想するうえで、まず基準になるのが第一期の原作消化数です。
第一期は全12話で、原作第1話から第31話付近までを描きました。
単純平均では、アニメ1話につき原作約2.6話です。
第二期が第32話から始まり、第一期と同程度の速度で約31話分を描く場合、到達地点は第62話前後になります。
第61話は7巻の最終話、第62話は8巻の最初の話に当たるため、第一期と同じ速度なら7巻末から8巻冒頭が計算上の目安です。
一方、8巻最終話の第70話まで進む場合、第32話から第70話までの39話分を描く必要があります。
12話構成と仮定すると、1話平均で約3.25話です。
これは第一期の約2.6話より速い進行になります。
原作消化数による到達地点の比較
想定する進行 描く原作話数 予想到達地点 可能性
第一期間とほぼ同じ 約30〜31話 第61〜62話付近 7巻末〜8巻冒頭
少し速い 約33〜35話 第64〜66話付近 8巻前半〜中盤
かなり速い 39話 第70話 8巻最終話
会話を丁寧に描く 約27〜29話 第58〜60話付近 7巻後半
この計算から見ると、最も無理のない予想は7巻末から8巻前半です。
ただし、アニメの構成は単純な割り算では決まりません。
戦闘場面は、漫画では数話にわたっていても、映像では動きをつなげて短い時間にまとめられることがあります。
反対に、心理戦や人物同士の会話は、声の間や表情を丁寧に見せるほど時間が必要です。
第二期の候補範囲には、小笠原貞宗との舌戦、諏訪頼継との勝負、京での出会い、楠木正成との交流、足利尊氏への接近などが含まれます。
いずれも、出来事だけを急いで追うより、人物の表情や言葉の意味を見せたい場面です。
そのため、数字だけなら8巻後半へ届く構成を作れても、実際には7巻末から8巻前半で丁寧に区切る可能性があります。
第61話と第70話では区切りの意味が異なる
第二期の終了候補を考えるとき、重要になるのが第61話と第70話の違いです。
第61話は7巻の最後に位置し、北条時行が歴史の表舞台へ踏み出していく流れを作る区切りです。
第一期と同程度の速度で進む場合、この付近が最も現実的な到達地点になります。
一方、第70話は8巻の最後です。
ここまで進めば、時行が北条家の後継者として人々の前に立つ姿を、より強い形でシーズンの締めくくりにできます。
物語上の盛り上がりだけを考えるなら、第70話付近は最終回に向いた地点です。
しかし、第32話から第70話までは39話分あります。
第二期が12話前後なら、会話や人物描写をかなり整理しなければ届きません。
したがって、現時点での見方は次のようになります。
- 現実的な中心予想:第61〜65話付近
- 物語として美しい終着点:第70話付近
- 第70話まで進む条件:戦闘場面を速く進め、全体の原作消化速度を第一期より上げること
ここを分けて考えると、「8巻に入る可能性が高い」という予想と、「8巻を最後まで描くとは限らない」という注意点が矛盾しません。

原作4巻後半から8巻では何が描かれる?
第二期の候補となる4巻後半から8巻では、北条時行の「逃げる力」が個人の才能から、人々を導く力へ変化していきます。
巻ごとの主な内容を簡潔に整理します。
原作範囲 主な展開 時行の変化
4巻後半 保科党を救う撤退戦 自分だけでなく他者を逃がす
5巻 小笠原貞宗との心理戦 言葉と判断で危機をかわす
6巻 諏訪頼継との勝負、京への移動 人間関係と視野が広がる
7巻 京での出会い、楠木正成、尊氏への接近 軍略と指導者の責任を学ぶ
8巻 信濃での決起 正体を隠す少年から旗印へ進む
4巻後半は保科党を救う撤退戦
第二期序盤では、保科弥三郎たちをめぐる戦いの続きが描かれると考えられます。
保科党は、後醍醐天皇が送り込んだ国司・清原信濃守の圧政に耐えかね、勝ち目が薄いと知りながら反乱を起こしました。集英社による4巻の紹介でも、時行が保科党を止めようと説得へ向かうものの、戦いが始まってしまう経緯が示されています。
当時の武士にとって、敵に背を向けることは不名誉と見なされる場合がありました。
しかし、時行は討ち死にを美化せず、生きて再び戦える状態を残そうとします。
第一期までの時行は、危機から逃げる才能を持った少年でした。
4巻後半では、その力を自分のためではなく、兵や領民を生かすために使います。
大勢を安全に退かせるには、敵の位置、味方の動き、地形、人々の恐怖まで把握しなければなりません。
これは単なる逃げ足ではなく、指揮官としての能力です。
第二期の冒頭にこの展開を置くことで、時行が将来、人々を率いる存在になることへ説得力が生まれます。
5巻は小笠原貞宗との舌戦
5巻では、小笠原貞宗が時行の正体に疑いを向けます。
貞宗は弓の技だけでなく、相手の挙動や表情を観察する力に優れた人物です。
時行は、北条家の生き残りであることを悟られないように、貞宗の鋭い質問をかわさなければなりません。
ここで試されるのは足の速さではありません。
相手が何を知っているのかを測る力、感情を表に出さない冷静さ、疑いを別の方向へ向ける言葉の選び方です。
本作の「逃げ」は、走って敵から離れることだけを意味しません。
正体や目的を守りながら、危険な状況を抜けることも立派な逃げ方です。
アニメでは、声優の間合い、沈黙、目線の動きによって、漫画とは異なる緊張感を作れます。
第一期で貞宗の視覚能力が大胆に表現されたことを考えると、第二期でも印象に残るエピソードになるでしょう。
6巻は諏訪頼継との勝負と京への移動
6巻付近では、諏訪頼重の孫である諏訪頼継と時行の関係が描かれます。
頼継は諏訪における自分の立場や、周囲から向けられる期待を背負っています。
時行との勝負は明るい遊びのように見えますが、その奥には互いの誇りや立場があります。
時行が相手を一方的に打ち負かすのではなく、頼継の思いを受け止めながら関係を築いていく点が重要です。
その後、物語の舞台は信濃から京へ移ります。
山々に囲まれた諏訪とは異なり、京には朝廷、貴族、文化、宗教、政治が集まっています。
時行たちは身分を隠しながら都へ入り、新しい人物や価値観に触れます。
アニメでは、信濃の自然と京の華やかさを色彩や背景美術で対比できるため、画面の印象も大きく変わるでしょう。
この京への移動は、単なる舞台変更ではありません。
北条家の再興だけを考えていた時行が、より広い政治の世界を知る転換点になります。
7巻は楠木正成との出会いと足利尊氏への接近
7巻付近では、時行が楠木正成と接触します。
楠木正成は後醍醐天皇に仕える武将であり、北条方の時行から見れば敵対陣営に属する人物です。
それでも時行は、敵だからという理由だけで学ぶ機会を捨てません。
正成が持つ軍略や撤退戦の知識に触れ、多くの兵を生かして退くための考え方を吸収していきます。
ここで時行の「逃げる力」は、個人技から軍勢を動かす戦術へ変わります。
一人だけが助かるなら、自分の判断と身体能力で危機を抜けられるかもしれません。
しかし、多くの兵を率いる立場では、地形、疲労、追撃する敵の心理、残すべき戦力まで考える必要があります。
さらに、時行は北条家を滅亡へ追いやった足利尊氏へ接近します。
尊氏は時行にとって仇敵ですが、人を引きつける強烈な魅力と、常識では測れない不気味さを持つ人物です。
復讐の機会が近づいたとき、感情のまま動くのか。
それとも、仲間と将来を守るために踏みとどまるのか。
この場面で問われるのは、敵へ立ち向かう勇気だけではありません。
戦える状況でも、あえて戦わずに退く判断ができるかという、指導者としての冷静さです。
8巻は信濃での決起が本格化する
8巻付近では、物語の舞台が再び信濃へ戻り、諏訪神党と小笠原軍の対立が本格化します。
諏訪頼重と小笠原貞宗の対立をはじめ、序盤から積み重ねられてきた因縁が、大きな戦いへ集まっていきます。
そして時行は、正体を隠して守られる少年から、北条家の後継者として人々の前に立つ存在へ変わっていきます。
北条時行が生きていると知られれば、足利方から本格的に狙われる危険は高まります。
それでも名を示すのは、鎌倉奪還を願う人々が集まる旗印になるためです。
逃げることで命を守ってきた少年が、自ら危険な立場へ進む。
この逆転は、第二期を締めくくるドラマとして非常に強いものです。
ただし、第二期が8巻へ入ったとしても、この決起の全過程を描けるとは限りません。
第61話付近で次の戦いを予感させて終える構成もあれば、第70話付近まで進み、時行の立場が変わる場面を明確に示す構成も考えられます。
第二期の話数配分はどうなる?
第二期の全話数は、2026年7月12日時点で発表されていません。
テレビアニメの1クールは12話や13話になることが多いものの、放送枠だけを見て全12話と断定することはできません。
ここでは、仮に全12話だった場合の構成を考えてみます。
丁寧に描く場合の12話構成案
- 第1〜2話:保科党をめぐる戦いの続き
- 第3〜4話:小笠原貞宗との心理戦
- 第5〜6話:諏訪頼継との勝負
- 第7〜9話:京への移動と新たな出会い
- 第10〜11話:楠木正成、足利尊氏をめぐる展開
- 第12話:信濃への帰還と決起への導入
この場合、到達地点は7巻末から8巻冒頭が有力です。
人物同士の会話や、時行が京で学ぶ過程を丁寧に残しやすい構成になります。
テンポを上げる場合の12話構成案
- 第1〜2話:保科党をめぐる戦い
- 第3話:小笠原貞宗との心理戦
- 第4〜5話:諏訪頼継との勝負
- 第6〜8話:京編
- 第9話:楠木正成との交流
- 第10話:足利尊氏への接近
- 第11〜12話:信濃での決起
こちらなら、8巻中盤から後半へ届く可能性があります。
ただし、貞宗との舌戦や京での人物関係を短くまとめる必要があります。
本作は合戦の勝敗だけでなく、敵味方それぞれの価値観を描くことで面白さが生まれる作品です。
原作の到達巻を優先しすぎると、時行がなぜ決起を選べたのかという成長の過程が弱くなるおそれがあります。
筆者としては、8巻を最後まで急いで描くより、第61話から第65話付近で区切り、人物の迷いや学びを残す構成のほうが、本作の魅力に合うと考えます。

『逃げ上手の若君』2期の放送日と基本情報
『逃げ上手の若君』第二期は、2026年7月17日から全国フジテレビ系「ノイタミナ」で毎週金曜日23時30分に放送されます。
AT-Xでは7月24日から毎週金曜日23時に放送され、リピート放送も予定されています。
Prime Videoでは7月17日24時から見放題最速配信が始まり、そのほかの配信プラットフォームでは7月21日12時から順次配信されます。放送・配信日時は編成などによって変更される場合があるため、視聴前には公式情報を確認してください。
公式発表では、第二期について、逃若党が鎌倉奪還へ向けて動き出すことが紹介されています。
この説明から、第二期の中心が北条時行の決起へ向かう流れであることは読み取れます。
ただし、「鎌倉奪還へ向けて動き出す」ことと、「第二期だけで鎌倉奪還まで完結する」ことは同じではありません。
第二期が8巻前後までなら、本格的な鎌倉奪還の戦いに入る前、またはその出発点が中心になると考えられます。
第一期は2026年4月から全国ネットで再放送され、7月からの第二期と合わせて連続2クールで放送されると発表されました。
この「連続2クール」は、4月からの第一期再放送と、7月からの第二期を連続して届けるという意味です。
第二期だけで2クール、約24話になるという発表ではありません。
この点を取り違えると、原作の到達範囲を大きく見積もってしまうため注意が必要です。
第二期は「自分が逃げる物語」から「人を逃がす物語」へ
第二期の候補範囲には、時行の成長を一本につなぐ流れがあります。
第一期の時行は、鎌倉幕府の滅亡から生き延び、追手から逃れながら仲間を集めました。
第二期序盤では、自分だけが逃げるのではなく、保科党や領民を生かすために撤退を導こうとします。
中盤では、小笠原貞宗の疑いを言葉でかわし、諏訪頼継と向き合い、京で自分とは異なる立場の人々に出会います。
楠木正成からは、個人ではなく軍勢を生かすための退き方を学びます。
そして8巻付近へ進めば、時行は正体を隠して逃げ続ける段階から、自分の名を人々へ示す段階へ移ります。
この成長を一言で表すなら、「自分が逃げる力から、人を生かして逃がす力への変化」です。
逃げることをやめて、正面から戦う英雄になるわけではありません。
逃げることで命と戦力を残し、本当に必要な瞬間に立ち上がる。
そこに『逃げ上手の若君』らしい英雄像があります。
筆者は、第二期の終了地点を考えるうえで、単純な原作消化数以上に、この成長線がどこで一区切りつくかが重要だと見ています。
第61話付近で決起への扉を開くところまで描けば、第二期は「学びを終え、歴史の表舞台へ向かう物語」としてまとまります。
第70話付近まで描けば、「北条時行が人々の旗印となる物語」として、さらに明確な結末を作れます。
どちらも区切りとして成立しますが、第一期と同程度の速度を保つなら、前者のほうが現実的です。
第二期の原作範囲についての考察
ここからは、公式発表ではなく筆者の考察です。
第二期の中心予想は、原作4巻第32話付近から、第61〜65話付近までです。
巻数では、4巻後半から7巻末、または8巻前半に当たります。
この範囲なら、第一期と大きく変わらない原作消化速度で進められます。
また、保科党を救う撤退戦から始まり、京で得た学びを持ち帰り、信濃での決起へ向かうところまでを一つの物語としてまとめられます。
一方、制作側が最終回の盛り上がりを重視するなら、第70話付近まで進む可能性も残ります。
第70話まで描けば、北条時行の立場が大きく変わる場面をシーズンの終点に置けます。
ただし、その場合は39話分を12話前後へ収める必要があります。
戦闘回を速く進めるだけでなく、心理戦や京での交流もある程度整理しなければなりません。
個人的には、小笠原貞宗との舌戦、諏訪頼継との関係、楠木正成から学ぶ過程を急いでほしくないと感じます。
これらは後の合戦へ向けた準備ではありますが、同時に、時行がどのような指導者になるのかを形作る場面でもあります。
敵からも学び、戦えるときにも退く選択肢を持ち、仲間の命を自分の感情より優先する。
その積み重ねがあるからこそ、時行が人々の前に立つ場面が重くなります。
40代になって物語を見ると、前へ出る勇気だけでなく、退く判断を引き受ける難しさにも目が向きます。
時行の逃げ方は、責任から背を向けることではありません。
次に立ち上がる人を残すため、自分が臆病者と見られる危険まで引き受ける選択です。
この視点を丁寧に描けるなら、到達地点が8巻末より手前でも、第二期は十分に満足できる作品になるでしょう。
放送開始後は第3話までの進行に注目
第二期が何巻まで進むかは、第1話から第3話までを見ると、ある程度絞り込めます。
確認したいのは次の点です。
- 第1話で第一期の振り返りにどれほど時間を使うか
- 保科党をめぐる戦いが第何話で終わるか
- 小笠原貞宗との舌戦を1話かけて描くか
- 第3話終了時点で原作5巻へ入っているか
- オープニング映像に8巻の登場人物や場面が含まれるか
第3話までに原作5巻へ入っていれば、8巻中盤以降まで進む可能性は高まります。
反対に、保科党の戦いを丁寧に描き、第4話以降に5巻へ入る構成なら、7巻末から8巻冒頭で終わる可能性が高いでしょう。
ただし、オープニングや宣伝映像に登場した場面が、必ず本編で長く描かれるとは限りません。
映像だけで断定せず、各話が原作の何話分を扱ったかを確認する必要があります。
原作『逃げ上手の若君』は完結している?
原作漫画『逃げ上手の若君』は、松井優征先生による作品です。
アニメ公式サイトでは、『週刊少年ジャンプ』で連載された歴史スペクタクル漫画として紹介されています。
単行本25巻は2026年5月1日に発売され、26巻は2026年8月4日に発売予定です。
原作の巻数は、第二期の予想範囲を大きく超えています。
したがって、第二期の先を映像化できる原作の蓄積は十分にあります。
ただし、原作が存在することと、第三期の制作が決まっていることは別です。
2026年7月12日時点で、テレビアニメ第三期は正式発表されていません。
仮に第二期が7巻末から8巻前後で終了した場合、鎌倉奪還へ向けた本格的な進軍や、その後の戦いは続編へ残ると考えられます。
第一期で仲間を集め、第二期で人々を率いる覚悟を固め、その先で鎌倉へ進む。
この段階的な構成は、時行の成長を追ううえでも分かりやすいものです。
まとめ
『逃げ上手の若君』第二期は、原作4巻第32話付近から始まる可能性が高いと考えられます。
終了地点は公式発表されていませんが、第一期と同じ原作消化速度なら、第61〜62話付近となる7巻末から8巻冒頭が計算上の目安です。
少し速い構成なら、8巻中盤から後半まで進む可能性があります。
一方、第32話から8巻最終話の第70話までは39話分あるため、8巻を最後まで描くには、第一期より速い進行が必要です。
第二期の予想範囲では、保科党を救う撤退戦、小笠原貞宗との心理戦、諏訪頼継との勝負、京での出会い、楠木正成からの学び、足利尊氏への接近などが描かれます。
そして物語は、北条時行が自分だけ逃げる少年から、人々を生かして導く存在へ変わっていきます。
漫画で第一期の続きをすぐ読みたい方は4巻第32話から、人物関係や保科党の経緯も確認したい方は4巻の冒頭から読むとよいでしょう。
よくある質問
『逃げ上手の若君』2期は原作の何巻から始まりますか?
第一期の続きから判断すると、原作4巻第32話「刺身」付近から始まる可能性が高いと考えられます。
ただし、第二期の開始話は公式には発表されていないため、第31話の一部や振り返りが含まれる可能性があります。
『逃げ上手の若君』2期は原作の何巻まで進みますか?
公式発表はありません。
第一期と同じ速度なら7巻末から8巻冒頭、少し速い構成なら8巻中盤から後半まで進むと予想します。
第二期は8巻の最後まで放送されますか?
8巻最終話は第70話です。
第32話から第70話までは39話分あるため、全12話前後で描く場合は、第一期より速い原作消化が必要になります。可能性はありますが、現時点では断定できません。
第二期は全12話ですか?
2026年7月12日時点で、第二期の全話数は公式発表されていません。
4月から第一期、7月から第二期を放送する「連続2クール」は、第二期単独で約24話放送するという意味ではありません。
第二期で鎌倉奪還まで完結しますか?
公式には、逃若党が鎌倉奪還へ向けて動き出すと紹介されています。
第二期が8巻前後までの場合は、鎌倉奪還へ向けた決起や出発点が中心となり、奪還までの全行程は描かれない可能性が高いでしょう。



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