『逃げ上手の若君』第二期では足利直義と関東庇番の登場が公式映像で確認されていますが、追加声優は2026年7月11日時点で未発表です。
四宮左衛門太郎と清原信濃守は第二期の新キャラではなく、第一期第11話・第12話に登場済み。この記事では、第二期初登場、続投、再登場、声優未発表の人物を分けて整理します。
『逃げ上手の若君』第二期の新キャラは誰?
『逃げ上手の若君』第二期で初登場すると公式映像から確認できるのは、足利直義と関東庇番です。
2026年3月28日に公開された第一期・第二期スペシャルPVでは、第二期の映像として足利直義と関東庇番の姿が紹介されました。さらに2026年7月4日公開の第二期メインPVでは、逃若党が鎌倉奪還へ向けて動き出すことが明かされています。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト+1
一方、公式の人物ページとキャストページには、2026年7月11日時点で足利直義や関東庇番の声優が掲載されていません。
したがって、現段階で正確に言えるのは次の内容です。
区分 キャラクター 声優 現時点で分かっていること
第二期初登場 足利直義 未発表 第二期映像への登場が公式発表済み
第二期初登場 関東庇番 未発表 第二期映像に集団として登場
第一期から続投 北条時行 結川あさき 逃若党を率い、鎌倉奪還へ動き出す
第一期から続投 雫 矢野妃菜喜 逃若党の執事兼後方支援役
第一期から続投 弧次郎 日野まり 剣術を得意とする逃若党の剣士
第一期から続投 亜也子 鈴代紗弓 怪力と多彩な芸を持つ逃若党の少女
第一期から続投 風間玄蕃 悠木碧 変装と情報収集を担当する忍
第一期から続投 吹雪 戸谷菊之介 軍略に優れた逃若党の軍師
重要人物 諏訪頼重 中村悠一 時行を保護し、鎌倉奪還へ導く
重要人物 足利尊氏 小西克幸 北条氏を滅亡へ追い込んだ足利家の棟梁
第一期登場済み 四宮左衛門太郎 神尾晋一郎 第一期第12話で撤退戦に参加
第一期登場済み 清原信濃守 勝杏里 第一期第11話から保科軍を追い詰める
ここで特に注意したいのが、四宮左衛門太郎と清原信濃守の扱いです。
二人は公式人物ページに比較的後から加わったため、第二期の新キャラクターと誤解されやすい人物です。しかし、アニメ本編では第一期終盤にすでに登場しています。
清原信濃守は第一期第11話から物語に関わり、四宮左衛門太郎は第12話で時行や保科弥三郎とともに撤退戦へ参加しました。
第一期第12話の公式あらすじにも、時行と四宮の説得を受けた保科軍が川中島から撤退を決め、領民を守りながら国司軍と戦うことが明記されています。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
そのため、本記事ではキャラクターを次の4区分で扱います。
- 第二期初登場:第二期映像で初めて登場が確認された人物
- 第一期から続投:第一期から引き続き登場する主要人物
- 再登場・重要度上昇:第一期に登場済みで、今後も物語に関わる可能性がある人物
- 声優未発表:姿や名前は確認できるが、公式キャストが発表されていない人物
キャラクター記事では、名前を多く並べること以上に、いつ初めて登場した人物なのかを分けることが大切です。
この区分を押さえておけば、「四宮と清原が第二期から加わる」という誤解を避けながら、第二期で本当に変わる人物関係を理解できます。
第二期初登場の足利直義と関東庇番とは?
第二期で新たに注目されるのは、足利尊氏の弟・足利直義と、その周囲に集う関東庇番です。
ただし、2026年7月11日時点では、公式サイトで個別プロフィールや担当声優が公開されていません。
姿が確認されたからといって、原作で知られている人物名や声優を推測で埋めるのは避けるべきでしょう。
足利直義は第二期でどのような立場になる?
足利直義は、足利尊氏の弟にあたる人物です。
第二期スペシャルPVでは、関東庇番とともに姿を見せる人物として公式に紹介されました。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
第一期における北条時行の最大の敵は、鎌倉幕府を裏切り、幕府を滅亡へ導いた足利尊氏でした。
ただし、尊氏はいつも時行の目の前で戦う人物ではありません。
尊氏が動かした政治と軍事の流れは、信濃守護の小笠原貞宗、国司の清原信濃守、各地の武士や役人を通じて、遠く離れた場所にも及びます。
第二期に直義が登場することで、足利側の人物構成は「尊氏一人」から、兄弟や配下を含む大きな組織として描かれるようになります。
これは人物が一人増えるというだけの変化ではありません。
時行が逃若党という仲間を得て成長したのと同じように、足利側にも役割を持った人物たちが存在することが見えてきます。
時行と尊氏だけを比べると、少年と大英雄という極端な対立になります。
しかし、直義や関東庇番が加われば、逃若党と足利陣営という組織同士の対照が生まれます。
誰が主君を支えるのか。
誰が命令を実行するのか。
誰が現地を治め、誰が戦場で敵を迎え撃つのか。
第二期では、この役割分担がキャラクターを見るうえで重要になると考えられます。
関東庇番とは誰なのか?
関東庇番は、一人のキャラクター名ではなく、足利側に属する複数人物の集団として扱われています。
公式発表では、第二期スペシャルPVに「足利直義や関東庇番の姿」が映っていると説明されました。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
2026年7月11日時点では、公式人物ページに関東庇番の個別一覧は掲載されていません。
そのため、この記事では原作情報だけをもとに個人名や担当声優を確定情報として並べません。
アニメ作品では、原作に登場する人物が全員同じ順番で登場するとは限らず、登場場面の構成や台詞の配分が変わることもあります。
声優についても、正式発表より先に予想を断定すると、検索した読者へ誤情報を渡すことになります。
現時点では、次のように理解するのが安全です。
- 足利直義は第二期から登場する足利陣営の重要人物
- 関東庇番は足利側の新たな集団
- 個別メンバーのアニメ公式プロフィールは未掲載
- 足利直義と関東庇番の担当声優は未発表
- 詳細は初回放送前後、または各話放送に合わせて発表される可能性がある
関東庇番が加わる意味は、単に新しい敵が増えることではありません。
逃若党は、時行と同年代の少年少女を中心とした小さな集団です。
それぞれが未熟さを抱えながらも、剣術、怪力、変装、情報収集、軍略、神力を組み合わせて生き延びてきました。
一方、関東庇番は足利側の秩序を守る立場にある集団として登場します。
同じ若い人物たちであっても、誰に仕え、どの秩序を守り、何を正しいと信じているのかで立場は分かれます。
筆者としては、第二期の面白さは、逃若党と関東庇番の能力比較だけにはないと考えています。
それぞれの集団が、主君との関係をどう受け止めているのか。
自分の意思で戦っているのか、それとも役目として戦っているのか。
この違いが描かれれば、第二期の対立は単純な正義と悪ではなく、異なる忠義や価値観のぶつかり合いになるでしょう。

第一期から続投する逃若党キャラと声優は?
第二期でも主人公・北条時行と、雫、弧次郎、亜也子、風間玄蕃、吹雪の逃若党が物語の中心を担います。
公式の第二期メインPVでは、逃若党がいよいよ鎌倉奪還へ向けて動き出すと説明されています。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
公式キャストページに掲載されている主要キャストは次の通りです。
- 北条時行:結川あさき
- 雫:矢野妃菜喜
- 弧次郎:日野まり
- 亜也子:鈴代紗弓
- 風間玄蕃:悠木碧
- 吹雪:戸谷菊之介
- 諏訪頼重:中村悠一
- 足利尊氏:小西克幸
主要キャラクターの声優は第一期から続投します。
ここからは、プロフィールの転載ではなく、第二期を見るうえで押さえておきたい役割に絞って整理します。
北条時行/声優:結川あさき
北条時行は、鎌倉幕府の執権・北条高時の息子です。
足利高氏の裏切りによって家族、地位、故郷を失い、諏訪頼重に救われた後は、鎌倉奪還を目指して逃若党を結成しました。
公式人物紹介では「足利高氏」と表記される箇所がありますが、これは後に尊氏と名乗る同一人物です。
作品内の時期によって高氏と尊氏の呼称が使い分けられるため、別人ではありません。
時行は剣術や腕力で敵を圧倒する主人公ではなく、逃げ隠れの能力に優れています。
第一期前半では、この能力は主に時行自身が生き残るためのものでした。
しかし、第12話の撤退戦では、時行の逃げる才能が保科軍や領民を生かす作戦へと発展します。
これは第二期の成長を考えるうえで、大きな出発点です。
第二期で時行に求められるのは、単に追手から逃げ切ることではありません。
仲間を率い、自分より足の遅い人を守り、必要なときには危険な場所へ戻る判断も求められます。
逃走能力は、使い方を誤れば自分だけが助かる力です。
けれども時行は、その力を誰かの退路をつくるために使います。
個人的には、ここに『逃げ上手の若君』という作品の優しさを感じます。
勇敢さとは、恐怖を感じないことではありません。
怖さを知りながら、できるだけ多くの人が生き残れる道を探すことも、立派な勇気なのでしょう。
雫/声優:矢野妃菜喜
雫は諏訪大社の巫女であり、逃若党の執事を務める人物です。
身の回りの世話だけでなく、洞察力や神力を生かした後方支援を担当し、諏訪頼重の名代を務めることもあります。
逃若党は個性的な人物が集まった集団です。
時行が判断に迷い、弧次郎や亜也子が勢いよく前へ出て、玄蕃が報酬を気にし、吹雪が食べ物へ意識を奪われることもあります。
その中で雫は、状況を整え、目的を見失わないように支える人物です。
第二期で登場人物と勢力が増えれば、誰が味方で、誰の命令がどこまで届くのかを整理する役割が必要になります。
雫の強さは、目立つ攻撃ではありません。
混乱の中でも仲間が動ける状態を保つことです。
戦場では、情報の伝達が遅れるだけでも人命に関わります。
そう考えると、雫は後ろにいる脇役ではなく、逃若党の判断を安定させる重要人物といえます。
弧次郎/声優:日野まり
弧次郎は、大人に引けを取らない剣術を持つ逃若党の剣士です。
血気盛んで物怖じしない一方、周囲の状況を観察し、仲間を励ます冷静さも備えています。
時行とは主従関係ですが、同世代の友人に近い距離で接する人物です。
時行が北条家の後継者であることを強く意識しすぎれば、周囲は本音を言いにくくなります。
その点、弧次郎は主君として敬いながらも、一人の少年として時行を支えられます。
第二期で鎌倉奪還という大きな目標が具体化するほど、時行には責任が重くのしかかるでしょう。
命令する側と従う側という関係だけでは、苦しい場面を乗り越えられないことがあります。
そんなときに、遠慮なく言葉を交わせる弧次郎の存在は貴重です。
亜也子/声優:鈴代紗弓
亜也子は、並外れた怪力を持つ逃若党の少女です。
弧次郎とともに前線を支えるだけでなく、音楽や舞踊などの芸にも通じています。
亜也子の明るさは、逃若党の空気を支える力でもあります。
戦いが続けば、疲労や恐怖によって仲間の判断は鈍ります。
戦闘能力の高い人物がいても、集団の気持ちが折れてしまえば、連携を維持することはできません。
亜也子は豪快な力で敵を退けながら、仲間が前を向くきっかけもつくります。
第二期で物語が鎌倉奪還へ近づけば、第一期以上に重い選択が増えると考えられます。
その中で亜也子の親しみやすさは、作品全体が暗くなりすぎるのを防ぐ大切な要素になるでしょう。
風間玄蕃/声優:悠木碧
風間玄蕃は、狐の面を使った変装と情報収集を得意とする忍です。
逃若党へ加わる前は盗人として知られ、金を何より信用する現実的な価値観を持っています。
玄蕃の役割は、戦いが始まる前に敵の情報を持ち帰ることです。
相手の人数、配置、地形、命令系統が分からなければ、吹雪も正確な作戦を立てられません。
第二期では足利直義や関東庇番が登場し、足利側の人物関係が広がります。
敵の顔と能力が分かるだけでは不十分です。
誰が誰の指示で動き、どの場所を守り、何を目的としているのかを知る必要があります。
そこで玄蕃の情報収集が生きてきます。
正面から戦わず、必要な情報だけを持ち帰る行為も、本作における「逃げ上手」の一つです。
吹雪/声優:戸谷菊之介
吹雪は、軍略と戦闘能力を兼ね備えた逃若党の軍師です。
冷静に状況を読み、仲間の能力を組み合わせて作戦へ変えることを得意とします。
時行の逃走、玄蕃の情報収集、弧次郎の剣術、亜也子の怪力、雫の支援は、それぞれ単独でも役立つ能力です。
しかし、使う順番や場所を誤れば、本来の力を発揮できません。
吹雪は、異なる能力を一つの作戦としてつなぐ役目を担います。
第二期で関東庇番のような組織的な相手と向き合うなら、個人の機転だけでは乗り越えにくい場面が増えるでしょう。
相手にも役割分担や連携があるからです。
吹雪が時行の「逃げ」をどのように作戦化し、足利側の組織へ対抗するのか。
これは第二期の戦いを見るうえで注目したいポイントです。
四宮左衛門太郎と清原信濃守は第二期の新キャラではない
四宮左衛門太郎と清原信濃守は公式人物ページに掲載されていますが、二人とも第一期に登場済みです。
四宮の声優は神尾晋一郎、清原の声優は勝杏里が担当しています。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
四宮左衛門太郎は第一期第12話に登場
四宮左衛門太郎は、保科弥三郎の隣領を治める諏訪神党の武士です。
弓を得意とし、第一期第12話では時行とともに保科軍を説得し、領民を守る撤退戦へ参加しました。
公式第12話あらすじには、時行と四宮の説得を受けた保科軍が川中島から撤退したことが明記されています。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
つまり、四宮の弓が時行の逃走能力とどのように結びつくかは、第二期の予想ではありません。
第一期第12話ですでに、保科軍と領民の撤退を支える形で描かれています。
四宮の役割で重要なのは、単なる弓の名手ではなく、領地を治める武士である点です。
自身の武功だけを考えるのではなく、土地で暮らす人々を無事に逃がす責任があります。
第一期の保科弥三郎は、戦場で死ぬことを武士の誇りと考えていました。
しかし時行との出会いを通じて、生き延びて領民を守る道を選びます。
四宮は、その決断を隣領の立場から支えました。
中年になると、勇ましく前へ進むことだけが強さではないと感じる場面が増えます。
退くべきときに退き、背負っている人を置き去りにしないこと。
四宮と保科の撤退戦には、そうした大人の責任が表れていました。
第二期で四宮が再登場するか、どの程度物語へ関わるかについては、現時点の公式情報だけでは断定できません。
ただし、少なくとも「第二期から加わる新キャラ」と説明するのは誤りです。
清原信濃守は第一期第11話から登場
清原信濃守は、後醍醐天皇によって信濃国司へ任命された人物です。
公式プロフィールでは、信濃を自分が支配する世界のように捉え、民から重税を取り立てる悪徳国司と説明されています。
声優は勝杏里です。
清原は守護の上司にあたる役職にあり、信濃守護の小笠原貞宗も逆らえません。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
清原が物語へ関わり始めたのは第二期ではなく、第一期第11話です。
第12話では、川中島から領民とともに撤退する保科軍を、清原側の国司軍が追撃しました。
そのため、「第二期で清原が加わり、重税によって領民を苦しめる」という説明も時系列が逆になります。
清原の権力と、それによって苦しむ領民の姿は第一期終盤ですでに描かれました。
清原が印象的なのは、強い剣や特別な能力を持つ敵ではなく、役職を使って人を追い詰める点です。
小笠原貞宗は時行の敵でありながら、弓術、視力、観察力、戦場での判断力を備えた武将です。
しかし、その貞宗でさえ、役職上は清原に逆らえません。
この関係によって、『逃げ上手の若君』の敵は単純な武力だけではないことが示されました。
制度や命令が不当に使われれば、優れた武将がいても民の苦しみを止められない場合があります。
清原と時行の違いも明確です。
二人はどちらも、人の上に立つ資格や立場を持っています。
しかし清原は力を自分の利益のために使い、時行は自分の特殊な力を人々の生存へつなげようとします。
重要なのは身分の高さではありません。
与えられた力を、誰のために使うのかです。
第二期で時行が鎌倉奪還へ動き出すとき、第一期の清原との戦いは、時行がどのような主君を目指すのかを示した経験として意味を持つでしょう。

第二期キャラの勢力関係と注目ポイントは?
第二期のキャラクター関係は、逃若党、諏訪勢、足利勢の三つに分けると理解しやすくなります。
第一期では時行が仲間を集め、自分の才能を受け入れる過程が中心でした。
第二期では、その仲間たちが鎌倉奪還という大きな目的へ向けて動き始めます。
北条時行と逃若党
北条時行を中心とする逃若党は、異なる能力を持った少数精鋭の集団です。
- 北条時行:逃走と回避
- 雫:洞察、神力、後方支援
- 弧次郎:剣術と前線の判断
- 亜也子:怪力と仲間を明るくする力
- 風間玄蕃:変装と情報収集
- 吹雪:軍略と作戦立案
逃若党の特徴は、誰か一人がすべてを解決する集団ではないことです。
時行は主人公ですが、敵を倒す力、情報を集める力、作戦を立てる力を一人で持っているわけではありません。
足りない部分を仲間に預け、仲間の長所を信頼することで前へ進みます。
この関係は、足利尊氏のような圧倒的な英雄像とは対照的です。
尊氏は一人で周囲を魅了するほどの武力とカリスマ性を持っています。
時行は一人では未熟でも、仲間との関係によって力を発揮します。
第二期で関東庇番が登場すると、逃若党も初めて同世代を中心とした敵集団と対峙する可能性があります。
個人の強さだけでなく、どちらの集団が互いを理解し、適切に連携できるのかが見どころになるでしょう。
諏訪頼重と諏訪勢
諏訪頼重は、滅びゆく鎌倉から時行を救い、諏訪で保護した人物です。
声優は中村悠一が担当しています。
頼重は神力によって未来を見ることができますが、その未来はおぼろげで、すべてを正確に把握できるわけではありません。
だからこそ、時行の選択を完全に管理するのではなく、危険を承知で成長を見守ります。
頼重は時行の保護者であると同時に、諏訪大社の当主です。
一人の少年を守りたい気持ちだけでなく、諏訪の民や諏訪神党を背負う責任があります。
第一期終盤では、保科弥三郎や四宮左衛門太郎といった地域の領主が登場しました。
そのことにより、諏訪勢は頼重一人を中心とした集団ではなく、土地と領民を持つ複数の武士から成ることが示されています。
第二期で鎌倉奪還が動き出せば、諏訪勢は時行を守るだけでなく、どこまで戦いに関わるのかという難しい選択を迫られるでしょう。
戦いへ人を送り出せば、残された土地の守りは薄くなります。
時行の大義が正しくても、そこに暮らす人々の生活を無視することはできません。
頼重の判断には、未来を知る神としてではなく、現実の責任を負う大人としての重さが表れると考えられます。
足利尊氏・足利直義・関東庇番
足利側では、第一期から登場する足利尊氏に加え、第二期から足利直義と関東庇番が登場します。
尊氏の声優は小西克幸です。
尊氏は、武勇、教養、家柄、人望を兼ね備え、人々を引きつける圧倒的なカリスマ性を持っています。
時行にとっては家族と故郷を奪った最大の敵ですが、世間から見れば多くの支持を集める英雄でもあります。
ここが尊氏の複雑なところです。
悪事を働くだけの小さな敵であれば、倒せば物語は終わります。
しかし尊氏は、多くの人が進んで従うほど魅力的で、新しい時代の中心に立っています。
第二期では直義と関東庇番が登場するため、尊氏の影響力が組織の形として見えてくるでしょう。
直義がどのような考えで兄を支えるのか。
関東庇番がどのような役割を担い、逃若党とどう向き合うのか。
現時点では詳しい公式プロフィールがないため、具体的な性格や戦闘内容は断定できません。
ただ、第二期が「時行対尊氏」の一対一の構図ではなく、北条側と足利側の人材がぶつかる物語になることは、公開映像から読み取れます。
第二期では主君と仲間の関係が対照になる
筆者として最も注目しているのは、逃若党と関東庇番が、単なる敵味方としてではなく、異なる主従関係を持つ集団として描かれる点です。
逃若党は時行を主君として支えますが、時行はまだ完成された指導者ではありません。
判断を誤ることもあれば、仲間に教えられることもあります。
それでも仲間たちは、時行の身分だけではなく、優しさや逃げる才能、他者を生かそうとする姿勢を見て集まりました。
一方、足利側には尊氏という完成された英雄がいます。
直義や関東庇番が尊氏をどのように見ているのかは、第二期の人物描写を待つ必要があります。
尊敬なのか。
忠義なのか。
役職上の義務なのか。
あるいは、時代の勝者へ従うことが正しいと考えているのか。
同じ「主君を支える若者」であっても、その動機は一つではありません。
人物の能力だけでなく、なぜその人物のそばにいるのかを見ると、第二期をさらに深く楽しめるでしょう。
第二期キャラから考える今後の見どころ
ここからは、2026年7月11日までに公開された公式映像と第一期の内容をもとにした筆者の考察です。
未放送の具体的な展開については、確定情報ではありません。
時行の「逃げ」が鎌倉奪還の戦術へ変わる
第一期第12話では、時行の逃げる才能が、領民を守る撤退戦に使われました。
この段階で、逃げはすでに時行だけの生存能力ではなくなっています。
第二期メインPVでは、逃若党が鎌倉奪還へ向けて動き出すと説明されました。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
鎌倉を取り戻すには、ただ敵から遠ざかるだけでは足りません。
敵の守りをかわし、追手を引きつけ、必要な場所へ入り込み、味方が動ける時間をつくる必要があります。
つまり、逃げる方向が変わります。
第一期では危険な場所から離れるために逃げました。
第二期では目的地へ近づくため、あえて敵の目を引きながら逃げる場面も考えられます。
逃げは後退とは限りません。
遠回りすることで、正面から進むより早く目的へ届く場合があります。
時行の成長は、剣の腕や腕力の数値では測れません。
誰をどこへ導き、どの危険を自分が引き受けるのか。
その判断力こそが、主君としての成長を示すのだと思います。
逃若党と関東庇番は鏡のような存在になる可能性
関東庇番の個別情報は未発表ですが、第二期映像で複数人物の集団として登場することは確認されています。
逃若党にも、それぞれ得意分野を持つ若い仲間がそろっています。
この二つの集団が対峙するなら、戦闘能力の相性だけでなく、集団のあり方そのものが比較されるでしょう。
逃若党は、滅亡した北条家の生き残りである時行を支えています。
世間から見れば、勝者の足利に逆らう小さな勢力です。
関東庇番は、新たな秩序を築く足利側に属します。
どちらにも、それぞれの立場から見た正しさがあるかもしれません。
歴史作品の面白さは、後世から結果を知っている私たちと、その時代を生きる人物の見え方が違うことです。
私たちは誰が勝ち、どの政権が続いたかを知っています。
しかし物語の中の少年たちは、数年後の結果を知りません。
目の前の主君や仲間を信じ、自分なりの正しさを選ぶしかないのです。
逃若党と関東庇番が同じ時代を生きる若者として描かれれば、敵にも守りたい人や譲れない思いがあることが見えてきます。
そのとき、勝敗だけでは説明できない人物ドラマが生まれるでしょう。
足利直義の登場で尊氏の見え方も変わる
第一期の尊氏は、時行から見れば理解しがたいほど大きな存在でした。
穏やかで人を引きつける一方、鎌倉幕府を滅亡させ、多くの命と日常を奪っています。
直義は尊氏の弟です。
身近な家族の視点が加われば、外側から見た英雄像とは異なる尊氏の一面が示される可能性があります。
ただし、直義が兄をどのように評価し、どのような関係を築いているかは、アニメ第二期の公式プロフィールがまだ公開されていないため断定できません。
それでも、兄弟という近い関係の人物が登場するだけで、尊氏の描かれ方に新しい角度が生まれます。
時行にも兄がいました。
鎌倉幕府滅亡によって家族を失った時行と、兄である尊氏のそばに立つ直義。
この家族関係の違いは、第二期の人物を見るうえで心に留めておきたい点です。
時行にとって尊氏は、政治上の敵だけではありません。
家族と故郷を奪った人物です。
その尊氏にも家族がいて、弟から見た姿がある。
敵にも日常や人間関係が存在することを描けば、物語はさらに苦く、深いものになります。
声優未発表を未発表のまま扱うことも大切
アニメの新キャラクターが映像へ登場すると、担当声優を知りたくなるのは自然なことです。
しかし、2026年7月11日時点で公式キャストページに掲載されているのは、北条時行、雫、弧次郎、亜也子、風間玄蕃、吹雪、諏訪頼重、足利尊氏ら既発表の主要キャストです。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト
足利直義と関東庇番の声優については、正式な発表を待つ必要があります。
声を聞いて特定の声優ではないかと予想する楽しみ方はあります。
ただし、予想と公式情報は分けなければなりません。
特に検索記事では、未発表の情報を空欄にすることを恐れない姿勢が大切です。
分からないことを「分からない」と書くのは、情報不足ではありません。
後から誤りを生まないための、読者への誠実さです。
初回放送は2026年7月17日です。
放送前の追加発表、初回エンドクレジット、放送後に更新される公式人物ページなどで、キャストが明らかになる可能性があります。
最新情報を確認する際は、公式サイトの人物ページと制作・出演ページを基準にするのが確実です。
まとめ
『逃げ上手の若君』第二期で初登場が公式映像から確認されているのは、足利直義と関東庇番です。
ただし、2026年7月11日時点では、足利直義と関東庇番の個別プロフィールや声優は公式サイトに掲載されていません。
北条時行役の結川あさき、雫役の矢野妃菜喜、弧次郎役の日野まり、亜也子役の鈴代紗弓、風間玄蕃役の悠木碧、吹雪役の戸谷菊之介ら、逃若党の主要キャストは引き続き登場します。
四宮左衛門太郎と清原信濃守は、第二期の新キャラクターではありません。
四宮は第一期第12話、清原は第11話から登場しており、第12話の川中島撤退戦にも関わっています。
第二期では、逃若党が鎌倉奪還へ向けて本格的に動き出します。
足利直義と関東庇番の登場により、対立は時行と尊氏だけでなく、北条側と足利側の仲間や組織を含むものへ広がるでしょう。
筆者としては、新キャラクターの能力以上に、逃若党と関東庇番がそれぞれ何を信じ、なぜ主君のそばで戦うのかに注目しています。
『逃げ上手の若君』第二期は、2026年7月17日から全国フジテレビ系「ノイタミナ」枠で毎週金曜23時30分に放送されます。Prime Videoでは同日24時から見放題最速配信予定です。放送・配信日時は変更される場合があるため、視聴前に公式情報をご確認ください。TVアニメ「逃げ上手の若君」公式サイト+1
よくある質問
『逃げ上手の若君』第二期の新キャラは誰ですか?
第二期の公式映像では、足利直義と関東庇番の登場が確認されています。
2026年7月11日時点では、公式人物ページに詳しいプロフィールや担当声優は掲載されていません。
四宮左衛門太郎は第二期から登場しますか?
四宮左衛門太郎は第二期の新キャラクターではありません。
第一期第12話に登場し、時行とともに保科弥三郎を説得した後、領民を守る川中島の撤退戦へ参加しています。
清原信濃守は第一期に登場していますか?
清原信濃守は第一期第11話から物語に登場しています。
第12話では、川中島から撤退する保科軍と領民を国司軍が追撃しました。声優は勝杏里です。
足利直義の声優は誰ですか?
2026年7月11日時点では、足利直義の担当声優は公式発表されていません。
公式サイトの人物ページや制作・出演ページに掲載される正式情報を待ちましょう。
関東庇番のメンバーと声優は発表されていますか?
関東庇番が第二期映像に登場することは発表されていますが、個別メンバーのプロフィールと声優は公式サイトに掲載されていません。
原作情報や映像からの推測と、アニメ公式の確定情報を分けて確認する必要があります。
第二期を見る前に第一期第11話・第12話を見るべきですか?
人物関係を理解するためには、第11話と第12話を見直しておくと分かりやすくなります。
清原信濃守、保科弥三郎、四宮左衛門太郎の関係に加え、時行の逃走能力が領民を守る戦術へ変わる過程を確認できます。



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