『タヌキとキツネ』10周年で何がある?記念企画・イベント・限定アイテムまとめ

森の中で並んでおにぎりを頬張る、のんびりしたタヌキと少しいじわるそうに笑うキツネ、背景に10周年を祝う紙吹雪 タヌキとキツネ
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『タヌキとキツネ』10周年の目玉は、2026年10月4日(日)朝7時から始まるテレビアニメです。タヌキ役は久野美咲さん、キツネ役は東山奈央さんが務めます。

主題歌はSILENT SIRENの新曲「ニコイチ!」に決まりました。10月15日には新刊『タヌキとキツネ ゆるっと 2』が発売され、全国書店フェアも開催中です。

この記事では、アニメの放送・配信・キャスト情報から、10周年企画の時系列、新刊、限定グッズまでを公式発表をもとに整理しました。考察パートでは、2018年のショートアニメとの違いや、累計部数の推移から見た今回のアニメ化の意味も掘り下げます。

『タヌキとキツネ』10周年の動きを時系列で整理

最初に、2026年の10周年企画がどう進んできたかを年表でまとめます。

3月のアニメ化発表から10月の放送まで、半年以上かけて段階的に情報が出てきました。

時期出来事
2026年3月27日10周年記念のTVアニメ化を発表(当時シリーズ累計130万部)
2026年4月3日AnimeJapan2026出展・ファミリーアニメフェスタ初出展を発表
2026年5月29日〜6月30日SHIBUYA TSUTAYAでPOP UP SHOP
2026年7月10日〜8月10日TSUTAYA EBISUBASHI(大阪)でPOP UP SHOP
2026年7月23日〜27日台湾「第25回 漫画博覧会」に出展
2026年8月14日〜27日東京駅一番街で「with たるしば」POPUPSHOP
2026年8月21日キービジュアル公開、『ゆるっと 2』発売決定、累計135万部突破を発表
2026年9月4日メインキャスト発表、ボイス入りPV公開
2026年9月4日〜30日POP UP SHOPグッズのオンライン受注
2026年9月13日主題歌決定、主題歌入りPV公開
2026年10月1日全国書店フェア開始
2026年10月4日TVアニメ放送開始
2026年10月5日主題歌「ニコイチ!」配信リリース
2026年10月15日『タヌキとキツネ ゆるっと 2』発売

こうして並べると、前半はイベント・グッズでファンを温め、後半はアニメ情報を毎月1つずつ出すという流れが見えてきます。

筆者としては、放送直前の10月に「フェア→放送→主題歌→新刊」を2週間に詰め込んだ構成に、出版社側の本気度を感じました。


アニメ『タヌキとキツネ』はいつから?放送局・キャスト・スタッフ

アニメは2026年10月4日から、毎週日曜の朝7時00分に放送されます。

放送枠は、テレ東系6局ネットの「アニもり!」内です。テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、TVQ九州放送、テレビせとうちの6局が対象です。

メインキャスト

  • タヌキ:久野美咲
  • キツネ:東山奈央
  • オオカミ:森川智之
  • ウサギ:長縄まりあ、永塚拓馬
  • クマ:永塚拓馬
  • ナレーション:長縄まりあ

ウサギは1匹ではなく、長縄まりあさんと永塚拓馬さんの2人で演じる役です。

長縄さんは月に住んでタヌキたちを見守るウサギとナレーションを兼任し、永塚さんはもう1匹のウサギと、力もちのクマを担当します。

オオカミは、寡黙な一匹狼なのに、なぜかタヌキに懐かれているという役どころです。

スタッフと主題歌

  • 原作:アタモト(フロンティアワークス/リラクトコミックス刊)
  • 監督:日野トミー
  • 脚本:木原梨花
  • アニメーション制作:アカツキメディアスタジオ
  • 主題歌:SILENT SIREN「ニコイチ!」

アカツキメディアスタジオは、ゲーム会社アカツキの子会社です。「クマーバ」「ンめねこ」など、地上波のショートアニメを中心に手がけてきたスタジオだと発表されています。

主題歌はSILENT SIRENにとって8年ぶりのアニメタイアップです。作詞はボーカル・ギターのすぅさんが担当しました。

すぅさんは、見た目や好きなものが違っても大切なものがあるのは同じ、という思いを込め、子どもも口ずさめる言葉で書いたとコメントしています。

「ニコイチ」という言葉自体が「2つで1組」を意味するので、タヌキとキツネの関係にぴったりのタイトルだと筆者は感じました。

アニメの配信・話数・放送尺は?

執筆時点(2026年10月2日)で、配信サービス・全話数・1話あたりの放送尺は公式に発表されていません。

筆者が確認した各社の発表資料にも、これらの記載はありませんでした。

一方で、制作スタジオがショートアニメを得意としていること、「アニもり!」という枠の中での放送であることから、30分のフル尺ではなく短尺になる可能性は高いと考えられます。ただしこれは筆者の予想です。

配信や話数の情報は、アニメ公式X(@tanukitsu_anime)や公式サイトで追加発表を確認してください。

キャストコメントとPVの内容

9月4日のキャスト発表と同時に、キャラクターボイス入りのPVが公開されました。

PVは、タヌキとキツネの楽しい日々をのぞけるような内容で、キャラクターの声も収録されています。

さらに9月13日には、主題歌「ニコイチ!」を使った主題歌入りPVも公開されています。

キャストコメントでは、久野さんが原作ののほほんとした雰囲気を表現できるよう頑張りたいと意気込みを語りました。

東山さんは、以前からかわいい作品だと気になっていたので出演できてうれしいとコメントしています。

筆者の印象では、久野さんはやわらかく幼さのある声、東山さんは明るさの中にいたずらっぽさも出せる声質です。「ちょっぴりぬけてる」「ちょっぴりいじわる」という2匹の性格に、素直に寄せた配役だと受け止めました。


『タヌキとキツネ』とは?原作の内容と累計部数の推移

『タヌキとキツネ』は、お山で暮らす、ちょっぴりぬけてるタヌキと、ちょっぴりいじわるなキツネの日常を描いた漫画です。

おにぎりが好きなタヌキと、それをからかうキツネ。仲良し2匹のやりとりを、フルカラーで描いたほっこり系コミックです。

作者はアタモト先生で、もともとはTwitter(現X)で発表されていたWeb漫画です。人気を集めてフロンティアワークスから書籍化され、リラクトコミックスから刊行されています。

コミックス1巻の発売日は2016年11月15日で、2026年はちょうど10年の節目にあたります。

50万部から135万部へ

公式に発表された「シリーズ累計」の数字を並べると、次のようになります。

  • 2017年12月(ショートアニメ化発表時):50万部突破(当時の既刊は3巻)
  • 2026年3月27日(TVアニメ化発表時):130万部
  • 2026年8月21日(キービジュアル公開時):135万部突破

発表文言ベースでは、アニメ化発表から約5か月で5万部ほど上積みされた計算になります。

ただし、各発表で絵本や『ゆるっと』をどこまで集計に含めているかは明示されていないため、厳密な比較ではない点に注意してください。

10月1日のフェア告知では、放送開始に向けて既刊の重版が相次いでいるとも案内されています。アニメ化の効果は、放送前から数字に表れ始めていると読めます。

刊行中の原作・関連書籍

  • フルカラーコミックス『タヌキとキツネ』1〜10巻
  • コミックス『タヌキとキツネ ゆるっと』1巻(2025年11月14日発売)
  • コミックス『タヌキとキツネ ゆるっと 2』(2026年10月15日発売)
  • 絵本『小さなともだち』『冬のおはなし』『ちびっこの冒険』
  • 「タヌキとキツネ ゆるっとLINEスタンプ」(全40種)

注意したいのは、フルカラーの本編コミックスは10巻(2024年10月15日発売)が最新という点です。

今回の新刊は11巻ではなく、モノクロ漫画シリーズの続巻『ゆるっと 2』です。


『タヌキとキツネ ゆるっと 2』はいつ発売?価格と内容

最新刊『タヌキとキツネ ゆるっと 2』は、2026年10月15日(木)発売で、定価は913円(税込)です。

収録内容は、2匹のちっちゃい頃のエピソードや、探偵・ヒーローに扮したお話などで、61ページの描き下ろしが収録されます。

61ページの描き下ろしは、短編中心の作品としてはかなりのボリュームです。

アニメで作品を知った人が「次に手に取る1冊」として、ちょうどいい位置づけになりそうだと筆者は見ています。


『タヌキとキツネ』全国書店フェアの特典とは?

アニメ化と新刊発売を記念して、10月1日から全国書店でフェアが始まっています。

  • 特典:アタモト先生描き下ろしステッカー(テーマは「タヌキとキツネたちの1日」)
  • 種類:「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」の全4種
  • もらい方:対象商品を1冊買うごとに1枚
  • 対象商品:本編1〜10巻、『ゆるっと』1巻・2巻、絵本3冊
  • 注意点:開始時期は店舗により異なり、特典がなくなり次第終了

4種を時間帯で分けたデザインは、「全部そろえると1日がつながる」というコレクション心をくすぐる設計です。

数量限定なので、対象店舗や在庫は公式HP・公式X、または各書店で最新情報を確認してください。

※画像はAIによるイメージ

『タヌキとキツネ』10周年POP UP SHOPと限定グッズ

10周年企画で、ファンが直接グッズを手に取れたのがTSUTAYAでのPOP UP SHOPです。

  • SHIBUYA TSUTAYA 6階 IP書店:2026年5月29日(金)〜6月30日(火)
  • TSUTAYA EBISUBASHI B1階 大阪 IP書店:2026年7月10日(金)〜8月10日(月)
  • オンライン受注:2026年9月4日(金)〜9月30日(水)23時59分

店頭では、対象商品を税込3,300円購入するごとにポストカード(全2種)を1枚ランダムで配布する特典もありました(先着順・絵柄選択不可・交換不可)。

別企画として、「タヌキとキツネ with たるしば POPUPSHOP」も東京駅一番街OneSpotで8月14日〜27日に開催されています。

いずれも執筆時点で終了しており、再販や追加受注は発表されていません。

TSUTAYA POP UP SHOPの主なグッズ

グッズ名種類価格(税込)
ミニアクリルスタンド全9種880円
ピンバッジ全4種660円
立体シール―1,100円
ハンドタオル―1,210円
お菓子缶マグネット―1,320円
スタッキングプラマグ―1,650円
がま口財布(アクリルチャーム付き)―2,420円
肩乗せマスコット全2種3,850円
エンボス加工風Tシャツ―4,400円

このほか、ぷにぷに缶バッジ(全9種)、1枚ずつ剥がせるマスキングテープ、キャラクターボアトート、アイロンワッペン(全9種)も販売されました。価格や仕様は公式ページで確認してください。

アクスタやバッジのような「飾る」グッズと、タオル・マグ・財布のような「毎日使う」グッズがバランスよくそろっています。

ゆるい日常系の作風だからこそ、生活の中にキャラクターを置きたいというファン心理に合わせた品ぞろえだと感じます。

なお、営利目的の転売は禁止で、個人でもフリマ・オークションへの出品は控えるよう案内されていました。


『タヌキとキツネ』の台湾・AnimeJapan2026などイベント展開

10周年の1年間は、国内外のイベントにも登場しています。

台湾「第25回 漫画博覧会」と紀伊國屋書店フェア

フロンティアワークスは、7月23日〜27日に台北で開かれた「第25回 漫画博覧会」に出展しました。

ブースでは、アタモト先生の10周年描き下ろしイラストを使ったショッパーが、来場ノベルティとして無料配布されています。

あわせて、7月23日から台湾の紀伊國屋書店全店舗でもフェアが開かれました。フェアの特典内容や終了日は、筆者が確認した告知には明記されていなかったため、現地書店の案内を確認してください。

10周年の描き下ろしイラストが海外ノベルティにまで使われている点から、記念イラストを国内外共通のビジュアルとして展開していることが分かります。

AnimeJapan2026とファミリーアニメフェスタ

4月3日には、AnimeJapan2026のフロンティアワークスブースへの登場と、ファミリーアニメフェスタへの初出展が発表されました。

ファミリーアニメフェスタでは、親子で楽しめる体験型コンテンツが用意されると告知されています。

絵本を3冊出していることも含めて、この作品が大人のファンと親子層の両方を意識して展開されていることが読み取れます。

※画像はAIによるイメージ

アニメ『タヌキとキツネ』と10周年企画の今後【考察】

ここからは、SNS発のゆるかわ作品の流れを追ってきた筆者としての私見です。

2018年版ショートアニメとは何が違うのか

意外と知られていませんが、『タヌキとキツネ』のアニメ化は今回が2度目です。

2018年2月9日から、公式YouTubeチャンネルなどでショートアニメが配信されました。概要は次のとおりです。

項目2018年版2026年版
媒体YouTubeほか(Web配信)テレ東系6局(地上波)
1話の長さ30秒未発表
話数全20話(配信18話+DVD限定2話)未発表
監督月見里智弘日野トミー
制作レスプリアカツキメディアスタジオ
声なし(セリフは吹き出しで表現)久野美咲・東山奈央ほか

2018年版のDVDは、コミックス4巻の限定版(2018年5月15日発売)に付属していました。

筆者が最も大きな違いだと考えるのは、キャラクターに初めて声がつくという点です。

2018年版は、原作と同じく吹き出しでセリフを見せる演出でした。原作の空気をそのまま動かす発想だったと言えます。

今回は、プロの声優がタヌキとキツネの「間」を声で表現します。原作の短い掛け合いは、セリフのテンポが命なので、声がつくことで作品の印象はかなり変わるはずです。

アニメ化発表時の公式Xには、当時のDVDを今も大切にしている、Webアニメの出来が良かったので楽しみ、といった古参ファンの声も寄せられていました。8年越しの「声つき」アニメ化は、こうした長年のファンにとっても節目だと感じます。

『ちいかわ』と比べて見えるもの

SNS発のゆるかわ漫画がテレビの短尺枠に進む例として、よく比較されるのが『ちいかわ』です。

『ちいかわ』は、2022年4月4日から「めざましテレビ」内でミニアニメの放送が始まりました。

講談社などの発表によると、単行本の累計部数は3巻発売の頃に60万部(電子含む)、2022年10月に100万部、6巻発売時の2023年12月には270万部と、アニメ放送をはさんで大きく伸びています。

ただし、本作とは条件が違います。『ちいかわ』は平日朝の大人向け情報番組の中で、通勤・通学前の大人に毎日届く形でした。

一方の『タヌキとキツネ』は、日曜朝の「アニもり!」内です。家族でテレビを見る時間帯に、週1回届く形になります。

筆者としては、本作は『ちいかわ』ほどの急拡大より、親子層への浸透によって絵本やグッズがじわじわ伸びるタイプの広がり方になると見ています。

主題歌の作詞コメントで「子どもも口ずさめる言葉」が意識されていることも、ファミリー層を強く意識した作りであることを裏づけていると考えます。

135万部という数字の重み

『ちいかわ』の270万部と比べると、135万部は半分ほどです。

ただ、『ちいかわ』は大手の講談社から刊行され、TVアニメ放送中の数字です。本作はTVアニメ化前の段階で135万部に届いています。

Web発のゆるかわ系コミックとして、TV放送前にこの規模に達しているのは十分に大きいと筆者は評価しています。

また、2018年の50万部から8年で約2.7倍になっている点も見逃せません。本編の新刊ペースが落ち着いてからも、絵本や『ゆるっと』、グッズで作品の熱を保ってきたことが、今回のアニメ化につながったと考えるのが自然です。

レーベル内での位置づけは公式に示されていませんが、10周年にアニメ・新刊・海外展開をまとめて仕掛けている点から、筆者はリラクトコミックスの看板作品の一つと見ています。

今後の見通し

あくまで予想ですが、日曜朝の放送で親子層の新規ファンが増えれば、絵本やグッズの需要は放送中にさらに伸びるはずです。

POP UP SHOPのグッズ再販や別地域での開催を望む声も出てくると思われますが、現時点で公式発表はありません。

配信情報や話数が出てくれば、平日に見られない層にも広がる可能性があります。今後の追加発表には注目しておきたいところです。

個人的には、ゆるさを大切にしたまま、声と音楽という新しい魅力を得て、次の10年へ自然につながっていくことを期待しています。


まとめ:『タヌキとキツネ』10周年は10月が本番

『タヌキとキツネ』10周年の最大の企画は、2026年10月4日(日)朝7時から「アニもり!」内で始まるテレビアニメです。

タヌキ役は久野美咲さん、キツネ役は東山奈央さんで、主題歌はSILENT SIRENの「ニコイチ!」です。

10月1日からの全国書店フェア、10月5日の主題歌配信、10月15日の『ゆるっと 2』発売と、今月は大きな動きが続きます。

2018年の声なしショートアニメから8年、初めて声がつく地上波アニメとして、長年のファンにも新しい視聴者にも注目の秋になりそうです。


よくある質問

アニメ『タヌキとキツネ』は配信される?

執筆時点(2026年10月2日)では、配信サービスは公式に発表されていません。話数や1話の長さも未発表なので、アニメ公式Xや公式サイトの追加情報を確認してください。

2018年のアニメと今回のアニメは何が違う?

2018年版はYouTubeなどで配信された1話30秒のショートアニメで、キャラクターの声はなく、セリフは吹き出しで表現されていました。今回はテレ東系の地上波放送で、久野美咲さん・東山奈央さんらが声を担当します。監督・制作会社も異なります。

書店フェアのステッカー特典はどうすればもらえる?

フェア実施書店で、本編1〜10巻、『ゆるっと』1巻・2巻、絵本3冊のいずれかを1冊買うごとに、描き下ろしステッカー(全4種)が1枚もらえます。開始時期は店舗によって異なり、なくなり次第終了です。


参考

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