「『天幕のジャードゥーガル』って漫画は今何巻まで出てるの?」と気になって検索してきた方に、先に結論をお伝えします。
2026年8月現在、『天幕のジャードゥーガル』は秋田書店から第6巻まで刊行中で、出版社は秋田書店、レーベルは「ボニータ・コミックス」です。
アニメも2026年7月から放送が始まり、注目度が一気に上がった作品なので、「今から追いつくにはどこまで買えばいいのか」を知りたい人も多いはずです。
この記事では、巻数の推移・発売日・出版社情報・最新6巻のあらすじまで、公式情報をもとに整理してお伝えします。
『天幕のジャードゥーガル』は今何巻まで出ている?
結論からいうと、2026年8月時点での最新刊は第6巻です。
第6巻は秋田書店の公式コミックスページによると、2026年7月15日に発売されています。
第1巻の発売が2022年8月16日なので、そこから約4年かけて6冊が刊行されてきた計算になります。
作者はトマトスープさんで、シリーズはずっと同じ「ボニータ・コミックス」レーベルから出版されています。
漫画通販サイトでも「天幕のジャードゥーガル(1-6巻 最新刊)」として6巻までがまとめて紹介されており、6巻が最新刊であることは複数の販売サイトで確認できます。
出版社はどこ?作者・レーベル情報もあわせて確認
検索する人が意外と迷いやすいのが「出版社」の情報です。
『天幕のジャードゥーガル』の出版社は秋田書店で、少女・女性向けレーベルの「ボニータ・コミックス」から刊行されています。
作者はトマトスープさんで、歴史漫画を得意とする漫画家として知られています。
秋田書店の作品ページには、各巻とも著者名・定価・レーベル・シリーズ名がきちんと明記されており、公式に秋田書店の作品として登録されていることが分かります。
ちなみにトマトスープさんは、本作の前に近世イギリスの海賊船を題材にした「ダンピアのおいしい冒険」という作品で商業デビューしています。
朝日新聞のインタビューによると、その投稿作を見た秋田書店の担当編集者から「モンゴル帝国の漫画を描きませんか」と声をかけられたことが、本作誕生のきっかけだったそうです。
もともとモンゴル帝国史が好きで、デビュー前からインターネット上にモンゴル帝国関連の漫画やイラストを投稿していたトマトスープさんにとって、この誘いはまさに願ったり叶ったりの企画だったといえるでしょう。
天幕のジャードゥーガル 各巻の発売日と定価一覧
これまでに分かっている巻ごとの発売日・定価を、秋田書店の公式コミックスページと通販サイトの情報を照らし合わせて整理すると、次のようになります。
| 巻数 | 発売日 | 定価(税込) |
|---|---|---|
| 第1巻 | 2022年8月16日 | 880円 |
| 第2巻 | 2023年2月16日 | 880円 |
| 第3巻 | 2023年9月14日 | 880円 |
| 第4巻 | 2024年8月16日 | 880円 |
| 第5巻 | 2025年4月16日 | 880円 |
| 第6巻 | 2026年7月15日 | 880円 |
各巻とも定価は880円(10%税込)で統一されており、判型はB6判です。
第1巻から第4巻までは、おおむね半年〜1年前後の間隔で刊行されてきたことが分かります。
一方で第4巻(2024年8月)から第5巻(2025年4月)までは約8か月、第5巻から第6巻(2026年7月)までは約1年3か月と、後半になるほど刊行間隔がやや空いており、じっくりと物語を練りながら描かれている印象を受けます。
なお、通販サイトでは「天幕のジャードゥーガル(1-6巻 最新刊)」として全巻セットも販売されており、まとめ買いする読者も多いようです。
最新6巻はどんな内容?あらすじをチェック
「6巻まで出ているのは分かったけど、内容はどこまで進んだの?」という点も気になるところです。
2026年7月15日発売の第6巻では、秋田書店の公式紹介文によると、オゴタイが息子クチュの次期皇帝就任を確実にするため、クチュを南宋遠征の総司令官として送り出す場面から物語が始まります。
しかし、クチュは遠征の途中で不慮の死を遂げてしまいます。
この想定外の事態はモンゴル帝国全体に大きな衝撃を与え、キプチャク遠征にジュチ家当主バトゥとともに向かっていた、ドレゲネの息子グユクの立場にも大きな影響を及ぼそうとしている、というのが第6巻のあらすじです。

物語の軸となっているのは、幼くして奴隷となった少女シタラと、第2代皇帝オゴタイの第6夫人ドレゲネの2人です。
シタラはイランのトゥースで奴隷として売られ、学者一家の奥方ファーティマに拾われて「知」の大切さを学びますが、モンゴル帝国の侵攻によって恩人のファーティマを失い、自身も捕虜となってしまいます。
その後シタラは、恩人から受け継いだ「ファーティマ」の名を名乗り、モンゴル帝国の後宮に潜り込んでいきます。
複雑な思いを抱くドレゲネと出会ったシタラ(ファーティマ)が、彼女と手を組んでいく様子が物語の大きな軸になっています。
6巻まで読み進めると、単なる後宮ものではなく、帝国の権力継承や遠征といった政治的な駆け引きが色濃く絡んでくることが分かるはずです。
なお、1巻から5巻までの流れをざっくり振り返ると、序盤(1〜2巻)はシタラが後宮に入り込みドレゲネと出会うまでの経緯、中盤(3〜4巻)は2人が手を組み後宮内での立場を固めていく過程、5巻はオゴタイの治世下での権力構造がより深く描かれる段階、という位置づけになっています。
一気読みする場合は、この流れを踏まえて読むと6巻の展開がより理解しやすくなるはずです。
天幕のジャードゥーガル アニメ放送情報
巻数だけでなく、「今この作品がどれくらい話題になっているのか」も気になる方が多いと思うので触れておきます。
大きなトピックとして、2026年7月4日からテレビ朝日系の「IMAnimation」枠ほかで、アニメ「天幕のジャードゥーガル」の放送がスタートしました。
初回は2話連続の1時間スペシャルで放送され、総監督を山田尚子さん、監督をAbel Góngoraさんが務め、アニメーション制作はサイエンスSARUが担当しています。
原作の受賞歴
原作漫画の評価も高く、2026年4月14日には第55回日本漫画家協会賞のコミック部門大賞を受賞したことが発表されました。
このほか、宝島社「このマンガがすごい!2023」のオンナ編で歴史ものとして初の1位を獲得したほか、マンガ大賞でも2023年・2024年と2年連続で5位にランクインしています。
原作者インタビューより
朝日新聞のインタビュー記事(2026年7月5日掲載)で、トマトスープさんは、モンゴル帝国が侵略や略奪を繰り返した一方で、東西の交通網を整備しアジア・イスラム世界・ヨーロッパ間の文化交流を盛んにしたという「二面性」に惹かれて、この作品を描くことにしたと語っています。
また、あまりなじみのないモンゴル帝国の歴史を題材にすることへの不安について問われた際には、「チンギス・ハーンの名前くらいは誰でも知っている。知っていることを足がかりに知らない世界に足を踏み入れるのは、楽しい冒険のような読書体験になる」という趣旨のコメントも残しています。

主人公にシタラ(ファーティマ)を選んだ理由についても、当初はドレゲネを主人公にする案があったものの、彼女が一国の命運を左右する存在になった背景には想像の余地があり、そこに面白さを感じたと明かされています。
【考察】天幕のジャードゥーガルはなぜ今注目されているのか
ここからは、筆者としての見方を交えてお伝えします。
個人的には、この作品がここまで評価を伸ばしている理由のひとつは、「歴史ものなのに、主人公が権力の中枢にいない女性たち」という構図にあると考えられます。
チンギス・ハーンやオゴタイといった歴史上の有名人物を軸にしながらも、実際の視点は奴隷として売られたシタラや、複雑な立場に置かれた妃ドレゲネに置かれている点は、いわゆる「英雄譚」とは違う切り口です。
歴史・異文化を丁寧な考証で描く女性主人公の漫画としては、中央アジアの婚姻文化を描いた森薫さんの『乙嫁語り』が近年よく引き合いに出される代表作ですが、本作もその流れに連なる一冊だと筆者は感じています。
『乙嫁語り』が生活文化の細部を積み重ねる作風であるのに対し、『天幕のジャードゥーガル』は後宮の権力闘争や帝国の遠征という政治劇の要素が強く、同じ歴史考証系でもテイストが異なる点は読み比べる際の面白いポイントになりそうです。
もう一つ比較対象として挙げたいのが、こちらもモンゴル帝国を題材にした漫画『天幕のモンゴル』(イ・レジナ/韓国発の作品)です。
同じ時代・同じ帝国を扱いながらも、『天幕のモンゴル』が男性の視点を交えて帝国建国の激動を描くのに対し、『天幕のジャードゥーガル』は後宮という限定された空間から権力構造をあぶり出す構成になっており、同時代を異なる角度から描く作品として読み比べると理解が深まると筆者は考えます。
また、6巻の内容でクチュの急死という大きな出来事が描かれたことは、物語が今後さらに大きく動く予兆と見ることもできそうです。
史実では、クチュの死後にオゴタイの後継者選定は難航し、最終的にオゴタイの死(1241年)を経て、ドレゲネが摂政として実権を握り、息子グユクを次期皇帝に据えようと動いたことが知られています。
この史実の流れを踏まえると、6巻でグユクの立場が「大きな影響を受けようとしている」と描かれたのは、まさにこの後継者争いの序章にあたる可能性が高いと筆者はみています。
キプチャク遠征をバトゥと共に進めていたグユクが、クチュの死をきっかけにどのタイミングで本国に呼び戻されるのか、そしてバトゥとの関係がどう変化していくのかは、次巻以降で最も注目したいポイントです。
あわせて、アニメ放送開始前の時点では、既刊が5巻とストックがそれほど多くないことから、アニメ情報サイトの分析では1クール全12〜13話程度での放送になるだろうと予想されていました。
漫画原作アニメでは、放送話数とコミックス収録話数の対応関係から見て、1クールあたりおおよそコミックス4〜5冊分の内容が映像化されるケースが多いともいわれています。
この目安は特定の一次資料による公式な基準ではなく、アニメ化タイトルの放送実績を踏まえたファン・業界メディア側の経験則である点には留意が必要ですが、この計算に当てはめると、放送終了時点でもアニメは原作のかなり早い段階までしか描き切れない可能性があります。
つまり、アニメを見て「続きが気になる」と感じた視聴者にとって、既刊6巻まで刊行されている今の原作は、アニメの先の展開をすぐに追いかけられる、ちょうどよい追いつきラインだと筆者は考えます。
ただし、今後の刊行ペースや続巻の発売日については秋田書店の公式サイトで随時更新される情報のため、最新情報は公式サイトや取扱書店で確認することをおすすめします。
まとめ:天幕のジャードゥーガルは現在6巻まで刊行中
『天幕のジャードゥーガル』は、秋田書店の「ボニータ・コミックス」から刊行されている、トマトスープさん作の歴史漫画です。
2026年8月時点での最新刊は第6巻(2026年7月15日発売)で、第1巻の発売(2022年8月16日)から約4年をかけてここまで巻数を重ねてきました。
主人公は奴隷として売られたシタラで、後に恩人の名「ファーティマ」を名乗って後宮に入り、皇帝オゴタイの第6夫人ドレゲネと手を組んでいく物語です。
2026年7月からはテレビ朝日系でアニメも放送され、原作は2026年4月に第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞も受賞しています。
6巻ではクチュの急死という大きな展開が描かれており、グユクやバトゥといった史実上も重要な人物たちの今後の動きに注目が集まりそうです。
よくある質問
『天幕のジャードゥーガル』は今何巻まで出ていますか?
2026年8月時点で、第6巻(2026年7月15日発売)まで刊行されています。
『天幕のジャードゥーガル』の出版社はどこですか?
秋田書店で、「ボニータ・コミックス」というレーベルから刊行されています。
作者は誰ですか?
トマトスープさんです。近世イギリスの海賊船を題材にした「ダンピアのおいしい冒険」で商業デビューしたのち、本作を手がけています。
主人公の名前はシタラとファーティマ、どちらが正しいですか?
本名はシタラで、モンゴル帝国の後宮に入る際に恩人の名「ファーティマ」を名乗ります。作中の後半パートでは「ファーティマ」として登場する場面が多いため、両方の呼び方が使われています。



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