TVアニメ『タヌキとキツネ』は、2026年10月4日(日)あさ7時から、テレ東系6局ネットのショートアニメ枠『アニもり!』内で放送が始まります。
タヌキ役は久野美咲さん、キツネ役は東山奈央さん。監督は日野トミーさん、アニメーション制作はアカツキメディアスタジオです。
この記事では、公式発表と各ニュースサイトの報道をもとに放送情報・声優・スタッフ・新キービジュアルを整理します。あわせて、2018年のWebアニメ版と比較しながら、今回のTVアニメ化で何が変わるのかを考察します。
『タヌキとキツネ』TVアニメの作品情報まとめ
まずは、10月2日時点で公式に発表されている基本情報を一覧にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年10月4日(日) |
| 放送時間 | 毎週日曜 あさ7時00分〜(『アニもり!』内) |
| 放送局 | テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビ北海道・TVQ九州放送・テレビせとうち |
| 原作 | アタモト『タヌキとキツネ』(フロンティアワークス/リラクトコミックス刊) |
| 監督 | 日野トミー |
| シリーズ構成・脚本 | 木原梨花 |
| アニメーション制作 | アカツキメディアスタジオ |
| 製作 | タヌキとキツネ製作委員会 |
キャラクターデザイン、色彩設計、音楽、主題歌は、公式サイトのスタッフ欄に記載がなく、現時点では未発表です。
『タヌキとキツネ』アニメはいつから?放送日と発表の流れ
放送開始は10月4日(日)で、この記事を書いている10月2日時点では今週末に迫っています。
ここまでの主な発表を、日付が確認できたものに絞って時系列で並べます。
- 2026年3月:AnimeJapan 2026のフロンティアワークスブースで、原作10周年とTVアニメ化決定を告知
- 8月21日:放送開始日(10月4日)と新キービジュアルが解禁(gamebizなどが同日報道)
- 9月4日:メインキャスト・キャストコメント・PVを同時公開(アニメハックが同日21時に報道)
- 10月1日:全国の対象書店で「TVアニメ化&新刊発売記念フェア」が順次スタート
- 10月4日:放送開始
- 10月15日:新刊『タヌキとキツネ ゆるっと 2』発売予定
春に「アニメ化決定」、夏に「放送日とビジュアル」、放送1か月前に「声とPV」と、段階的に情報を出してきた流れが分かります。
放送1か月前のキャスト発表は、日曜朝の新番組としてはオーソドックスな宣伝スケジュールと言えるでしょう。
1話の尺・話数・配信は?
読者の方が最も気になる点だと思いますが、1話の尺と全話数は、10月2日時点の公式発表では確認できませんでした。
『アニもり!』は、7時00分〜7時30分の30分の中で複数のショートアニメを流すオムニバス番組です。同じ枠の『プラノサウルス ガチコセイブツ部』は5分間アニメと告知されています。
配信については、アニメイトタイムズの番組表でYouTube・ネットもテレ東・TVerが配信先として挙げられていますが、アニメ公式サイト上では配信先の明記を確認できませんでした。
なお、公式サイトのYouTube欄には「第1話『はじまりはじまり』」という表記があり、初回のサブタイトルはこれになりそうです。
確実な情報は、放送前後に公式サイトや公式Xで確認するのがおすすめです。
『タヌキとキツネ』の声優は誰?久野美咲・東山奈央ほかキャスト一覧
メインキャストは9月4日に、PVと同時に発表されました。公式リリースに基づく配役は次のとおりです。
- タヌキ:久野美咲
- キツネ:東山奈央
- オオカミ:森川智之
- ウサギ:長縄まりあ(ナレーションと兼任)
- クマ/ウサギ:永塚拓馬
- ナレーション:長縄まりあ
ウサギ役に2人の名前があるのは、ダブルキャストではなく、作中に登場するウサギが1匹ではないためと考えられます。
新キービジュアルでも「ウサギたち」と複数形で描かれており、長縄さんと永塚さんがそれぞれ別のウサギを担当するとみるのが自然です(個々のウサギの割り当ては公式未発表です)。
キャストコメントの中身
公式リリースに寄せられたコメントでは、久野さんが原作ののほほんとしたキャラクターの雰囲気を表現できるよう頑張りたいと意気込みを語っています。
東山さんは、以前から作品が気になっていたと明かしたうえで、原作の10周年を祝う言葉も添えています。
森川さんは、タヌキやキツネたちの愛らしい世界に加わることを楽しみにしているとコメントしました。
キャスト自身が「以前から知っていた」と語る作品であることは、原作の知名度の高さを示す一つの材料だと感じます。
反応は?
PVはキャスト発表と同日に公開され、アニメハックによるとキャラクターボイスも収録された内容です。
ただし、PVの再生数やSNS上の反響を示す公式な数値は、筆者が調べた範囲では確認できませんでした。そのため、ここでは反応の大きさを断定することは控えます。
スタッフ・制作会社は?アカツキメディアスタジオは『クマーバ』の制作会社
アニメーション制作を担当するアカツキメディアスタジオは、ゲーム会社として知られるアカツキの子会社です。
gamebizの報道によると、同社はTVアニメ『クマーバ』『ンめねこ』など、地上波のショートアニメを中心に映像作品を手がけてきました。
ここは見逃せないポイントで、『クマーバ』は同じ『アニもり!』枠で放送されている作品です。
つまり、枠の性質や短尺アニメの作り方をすでに知っているスタジオが、本作を担当するということになります。
一方、日野トミー監督と木原梨花さんの過去の担当作は、筆者が公式情報で裏付けを取れなかったため、作風の予想は控えます。
製作委員会の構成企業も公表されていません。
新キービジュアルの内容は?「キミといるだけで、毎日がトクベツ」
8月21日に解禁された新キービジュアルのキャッチコピーは「キミといるだけで、毎日がトクベツ」です。
中央でタヌキとキツネが仲良くおにぎりを頬張り、周りではウサギたちがお団子を楽しみ、木陰からクマやオオカミがそっと様子をうかがっています。

主役2匹だけでなく、“お山”の仲間たち全員に居場所が与えられている構図が印象的です。
公式サイトのストーリー紹介でも、ウサギやクマ、オコジョや龍、にぎやかなトリたち、そして無口だけれど優しいオオカミが登場すると書かれています。
2匹を軸にしながら、仲間とのエピソードも積み重ねていく作りになると考えられます。
原作『タヌキとキツネ』とは?10周年・累計135万部と2018年Web版
原作は、アタモト先生がTwitter(現X)で発表してきたフルカラー漫画で、2026年がちょうど10周年にあたります。
マイペースで食べることと遊ぶことが大好きなタヌキと、ちょっかいを出しては素直になれないキツネが、山で一緒に暮らす日常を描いた作品です。
フロンティアワークスによると、シリーズ累計発行部数は135万部を突破しています。
刊行されている関連書籍は次のとおりです。
- フルカラーコミックス『タヌキとキツネ』1〜10巻
- モノクロ漫画『タヌキとキツネ ゆるっと』1巻(2巻は10月15日発売予定)
- 絵本『小さなともだち』『冬のおはなし』『ちびっこの冒険』
意外かもしれませんが、今回は2度目のアニメ化
『タヌキとキツネ』は、2018年にもショートアニメ化されています。
当時のフロンティアワークスのプレスリリースやレスプリの作品ページによると、Web版はレスプリ制作、月見里智弘監督で、2018年2月から公式YouTubeチャンネルなどで配信されました。
1話30秒の全20話で、そのうち18話が配信され、残り2話はコミックス4巻の限定版DVDにだけ収録されています。
そして注目すべきは、公式YouTubeチャンネルの説明に「キャラクターボイスはございません」と明記されていることです。
つまり、タヌキとキツネに声優の声がつくのは、今回のTVアニメが初めてということになります。
原作者・アタモト先生のコメント
アタモト先生は、10周年の節目にTVアニメを作ってもらえるのは、これまで応援してくれたすべての人のおかげだと、感謝の気持ちを語っています。
SNS発の作品が、Webショートアニメを経て約8年後に地上波へ進むという流れは、キャラクターとしての息の長さをよく表していると筆者は考えます。
新刊『タヌキとキツネ ゆるっと 2』と記念フェア情報
アニメ放送に合わせて、原作側の展開も重なっています。
新刊『タヌキとキツネ ゆるっと 2』は、10月15日(木)発売、定価913円(税込)です。
2匹が小さかった頃のエピソードや、探偵・ヒーローに扮したお話などが入り、61ページの描き下ろしも収録されるとのことです。
また、10月1日から全国の対象書店で記念フェアが順次始まっています。
対象商品1冊の購入につき、アタモト先生描き下ろしの「タヌキとキツネたちの1日」をテーマにしたステッカー(「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」の全4種)が1枚もらえます。
※開始時期は店舗によって異なり、特典はなくなり次第終了です。価格・発売日・特典の最新情報は公式サイトや各店舗でご確認ください。
『タヌキとキツネ』が『アニもり!』で放送される意味は?【筆者考察】
ここからは、確認できた事実をもとにした筆者個人の見解です。
同じ枠・同じスタジオの『クマーバ』という前例
『アニもり!』は、番組をカプセルトイマシンに見立て、ショートアニメが次々と飛び出す構成の、子どもから大人までを対象にした番組です。
この枠ですでに『クマーバ』を手がけているスタジオが本作を担当するのは、偶然ではなく、枠との相性を見込んだ起用だと筆者は見ています。
短尺の動物キャラクター作品を、日曜朝の子ども向けのテンポで見せるノウハウがある点は、本作にとって大きな安心材料です。
「声のない30秒」から「声のある連続アニメ」へ
2018年版は1話30秒で、声もありませんでした。原作の1ページをそのまま動かしたような作りだったと言えます。
今回は同じ枠の他作品が数分単位であることから、尺は2018年版より長くなる可能性が高いと考えています(尺そのものは公式未発表です)。
尺が伸び、声とナレーションが加わることで、「1コマのかわいさ」から「会話とテンポで見せるコメディ」へと、表現の軸が移るはずです。
ナレーション役が置かれているのも、絵本のような「昔むかし」の語り口で数分間の物語をつなぐためではないかと推測します。
モルカーとの比較と、本作の「意外性」
日曜朝ではありませんが、テレビ東京の子ども向け番組『きんだーてれび』内で2021年に放送された『PUI PUI モルカー』は、短尺の動物アニメがSNSで大人まで巻き込んだ代表例です。
モルカーの広がりには、かわいさと同時に「予想を裏切る展開」という意外性がありました。
本作の穏やかさだけでは、同じような爆発的な広がりは起きにくいと考えます。
ただ、意外性の種がないわけではありません。公式サイトで「無口だけれど優しい」と紹介されるオオカミを、低く落ち着いた声に定評のある森川智之さんが演じる点は、かわいい世界の中で一番の“ギャップ”になり得ます。
オオカミがどれだけしゃべるのか、その一言の重みで笑いが生まれるのか、個人的には最も注目している部分です。
2018年と比べて見える「新規ファン向け」の本気度
2018年のWeb版の発表当時、プレスリリースでの累計部数は50万部突破でした。それが今回は135万部と、約2.7倍に伸びています。
展開の規模も変わりました。2018年はYouTube配信と限定版DVDが中心でしたが、今回は地上波放送に加え、AnimeJapan 2026での出展、全国書店フェア、新刊発売が同時に動いています。
既存ファン向けだった2018年に対し、今回は原作を知らない親子層に初めて届く機会です。展開の厚みを見る限り、版元が10周年を新規ファン獲得の入口と位置づけていることがうかがえます。
フルカラー原作だからこその難しさ
原作は淡い水彩調のフルカラーで、読者がすでに強い「色のイメージ」を持っています。
原作を読み返して感じるのは、セリフの量よりも、背景の柔らかな色や2匹の頬の赤み、余白の多さが“ほっこり感”を生んでいるということです。
声と動きが加わる分、画面が情報過多になると原作の静けさが損なわれる恐れもあります。
色彩設計が未発表なのは気になりますが、新キービジュアルの淡い色調を見る限り、原作の空気感を大切にする方向性だと期待しています。
まとめ
TVアニメ『タヌキとキツネ』は、10月4日(日)あさ7時からテレ東系6局ネット『アニもり!』内で放送されます。
キャストはタヌキ役・久野美咲さん、キツネ役・東山奈央さん、オオカミ役・森川智之さんら。制作は同じ枠で『クマーバ』を手がけるアカツキメディアスタジオです。
原作10周年・累計135万部の節目に、2018年の声なしWeb版から約8年を経て、初めて“声のあるタヌキとキツネ”が地上波に登場します。
第1話「はじまりはじまり」では、2匹の声の掛け合いと、森川さん演じるオオカミがどんな存在感を見せるかに注目したいと思います。
よくある質問
『タヌキとキツネ』アニメは全何話?1話は何分?
10月2日時点で、話数・尺は公式未発表です。放送枠『アニもり!』は30分の中で複数のショートアニメを流す番組で、同じ枠の他作品には5分間アニメもあります。
原作漫画は何巻まで出ている?
フルカラーコミックス『タヌキとキツネ』が1〜10巻、『タヌキとキツネ ゆるっと』が1巻まで刊行されており、『ゆるっと 2』が10月15日に発売予定です。
『タヌキとキツネ』は以前にもアニメ化されている?
はい。2018年にレスプリ制作のWebアニメ(1話30秒・全20話、うち2話はDVD限定)がYouTubeなどで配信されました。当時はキャラクターボイスがなく、声優が声を当てるのは今回のTVアニメが初めてです。
「たぬきときつね」で検索すると別の番組が出てくるのはなぜ?
ひらがなの「たぬきときつね」は、日本テレビ系の同名バラエティ番組と重なるためです。アニメを探す場合は、カタカナ表記に「アニもり」「テレ東」を加えて検索すると見つけやすくなります。



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